シリーズ7:未来社会を切り拓く日本ハイテク産業ルネサンス成長市場➁
▮未来市場から消えさるPNDとカーナビゲーション、市場を奪い去る相手は『スマフォ』
今、筆者は、ある未来デバイス開発打ち合わせ前の時間調整時間を使いスマートフォンからリアルタイムに分析をしている。
シリーズ7の第二弾は『リスクの警鐘でなく警告』である。
このブログ内で、スマートフォンの急速普及によるカーナビゲーションとPND市場完全崩壊のシナリオはご覧になったかと思う。
筆者は、グローバルの携帯・スマートフォンメーカーなどとあるプロジェクトを推進している。
未来システム開発(2-3年先)のコンセプトなどマスコミや調査会社など知る余地もない。
両者は商品化直前の情報しか得る事が出来ないので実ビジネスには何の貢献もしないのである。
筆者のハイテク産業界の未来予測ブログは無償ではあるが、日本国・日本企業・日本人の危機意識を開眼させ、戦略的野心的な人材育成を目指し活動を続けている。
真実に、謙虚に耳を傾けることは辛いこともあるでしょう。
しかし、口優しい言葉や仕掛けられている罠に気付かない、正しい情報による状況判断⇒自身の身の周りで起こっている真実を見極める高い能力を身に付けないとトラブルや大きな被害を受けることになる。
筆者もその苦い経験をした一人である。
自分から「xxさん、私たち(私)を信じて下さい!」と近づいてくる新興海外企業や人間とは、基本的に付き合わないことである。
では、今回のテーマに戻ろう。
●このテーマで将来ビジネスを失う半導体メーカーは日本企業であり、その企業はルネサスエレクトロニクス(SHアーキテクチャのマイコン)と東芝セミコンダクター(音声合成のミドルウェア)、内製アプリ対応画像処理ASIC供給する半導体メーカー(パナソニックセミコンダクター、ルネサスエレクトロニクス、東芝セミコンダクターなど)である。
●カーナビゲーションメーカーとしてビジネスを失うの可能性がある国内企業は、三洋電機、パイオニア、パナソニック、富士通テン、アルパイン、クラリオン、ケンウッド、アイシン・エイ・ダブリュ、デンソー、三菱電機など⇒日本市場の特殊性で、カーナビゲーション市場も”またガラパゴス”となり、グローバル市場を失い、国内市場のみで業界大再編が起こることになる。
※関連記事:三菱電が中国に自動車機器の新工場建設へ、投資額約25億円
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-19891820110309
※関連記事:2011年1月の世界半導体売上高は前年比14%増、産業・車載の伸びが顕著
http://eetimes.jp/news/4653
●将来、この分野を支配する有力半導体メーカーは、クワルコム社、ブロードコム社、サムスン電子、(ルネサスエレクトロニクス⇒ノキアや日本携帯端末メーカー以外のデザインウィンが出来るかどうかが同社の命運を握ることになる)など、日本メーカー以外の海外半導体メーカーである。
●スマートフォンを活用した次世代コンセプトに積極開発している通信キャリアはKDDIとソフトバンクモバイル。
●自動車メーカーとして危機意識を持ち次世代システム移行を考えているのは、トヨタ・デンソーグループとホンダであると筆者は分析している。
※関連記事:ホンダ、カーナビ情報をスマートフォンに 無料で道路案内
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819696E2EAE2938B8DE2EAE2E1E0E2E3E38698E3E2E2E2;at=DGXZZO0195165008122009000000
今後、スマートフォンは、確実に未来の自動車のテレマテックスとしての重要なHUBとなる。
恩恵を受ける国内携帯端末メーカー(スマートフォン)は、AndroidOSをベースであるが、日本の携帯端末メーカーは世界市場で戦う意識が無いので、世界市場を獲得するメーカーは韓国・米国・台湾・中国企業である。
今この市場戦略を自動車メーカーと連動させると日本携帯端末メーカーの再成長が可能である。
アーキテクトGD社では、このソリューションを各社にグローバル未来戦略&実現手法としての開発提案を行っている。
今、世界で大ブームのiPhoneのiOSは、主流にはなれない。
Apple社が主流になれない理論は、優秀な技術者の方なら筆者のあえてここでは言わない答えがわかるだろう。
【市場データによる影響度評価】
●矢野経済研究所の報告書によれば、2010年世界カーナビゲーション市場は980万台と予測、2015年には1,632万台に達すると予測している。
同社の成長シナリオ背景には、中国の低価格なSDカーナビゲーション市場の急成長を想定しているようである。
●2010年世界PND市場は3,850万台と予測、2010年の車載情報端末市場におけるPNDの構成比は約8割と分析している。
2010~2015年は年平均成長率マイナス1.8%と微減傾向であり、2015年には3,510万台まで減少すると予測。
このPND市場減少は、確実に携帯・スマートフォンに市場を侵食され始められている兆候と筆者は見て入いる。
同じ兆候は、ノートPCとタブレットPCでも現実化している。
※関連記事:2011年のPC市場はタブレットが侵食、ガートナーが売上高予測を下方修正
http://eetimes.jp/news/4650
※関連記事:世界カーナビ/PND市場に関する調査結果 2010(WEB上で、市場データ公開中)
http://www.yanoict.com/yzreport/149
▮日本企業が目指すべきルネサンス市場は、"テクノロジーHybrid"
米国は、2012年から”キッズ&カー法(車載モニタでリアカメラ映像を見ることで子供の事故減少を狙う法律)”の施行により、リアカメラと車載モニタの搭載義務化が急速に進むだろう。
その際、映像表示装置として、カーナビゲーション機能をスマートフォン+DA(ディスプレイオーディオ)で利用される。
↑ 上記ハーネスフリーのコンセプトで、アーキテクトGDでは開発提案中である。
現在の小型・監視カメラなどのシェアは東アジア企業に奪われているが、自動車市場の要求する安全性・信頼性・車載ベンダーとしての認定などを総合的に評価すると日本企業は、すりあわせ⇒Hybridで良いポジショニングが確保出来る機会である。
その為には、日本の携帯端末メーカーもいつまでも「リスクを取らないガラパゴス日本市場に止まらず、渡り鳥プロジェクトとして自動車・電装メーカーとコラボし、まずは米国市場再参入」を真剣に検討すべきである。
この場合、スマートフォンのプラットフォームはandroid端末であり、日本企業⇒米国Motorola+韓国サムスン↔米国通信キャリア(米国市場限定ならばGoogleナビ活用も有効的である)と戦略陣営を構築することを視野に入れておくことを筆者から提言しておこう。
※関連記事:日本が「ガラパゴス技術大国」にならないために
http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_194070
【スマートフォン市場への設備投資の最大リスクは?】
この市場の投資リスクは、マスコミが煽りたている表示装置である。
この分析の答えは、アーキテクトGD社(有償会員サイト)の調査報告書の中にある。
テクノロジが大きく変わる(技術革命)ということだけ、ブログの読者の方々に言って行こう。
●y最新スマートフォン市場と技術動向調査報告
~混迷する世界とハイテク業界に与える影響のビジネスリスク検証~92頁
今、筆者は、ある未来デバイス開発打ち合わせ前の時間調整時間を使いスマートフォンからリアルタイムに分析をしている。
シリーズ7の第二弾は『リスクの警鐘でなく警告』である。
このブログ内で、スマートフォンの急速普及によるカーナビゲーションとPND市場完全崩壊のシナリオはご覧になったかと思う。
筆者は、グローバルの携帯・スマートフォンメーカーなどとあるプロジェクトを推進している。
未来システム開発(2-3年先)のコンセプトなどマスコミや調査会社など知る余地もない。
両者は商品化直前の情報しか得る事が出来ないので実ビジネスには何の貢献もしないのである。
筆者のハイテク産業界の未来予測ブログは無償ではあるが、日本国・日本企業・日本人の危機意識を開眼させ、戦略的野心的な人材育成を目指し活動を続けている。
真実に、謙虚に耳を傾けることは辛いこともあるでしょう。
しかし、口優しい言葉や仕掛けられている罠に気付かない、正しい情報による状況判断⇒自身の身の周りで起こっている真実を見極める高い能力を身に付けないとトラブルや大きな被害を受けることになる。
筆者もその苦い経験をした一人である。
自分から「xxさん、私たち(私)を信じて下さい!」と近づいてくる新興海外企業や人間とは、基本的に付き合わないことである。
では、今回のテーマに戻ろう。
●このテーマで将来ビジネスを失う半導体メーカーは日本企業であり、その企業はルネサスエレクトロニクス(SHアーキテクチャのマイコン)と東芝セミコンダクター(音声合成のミドルウェア)、内製アプリ対応画像処理ASIC供給する半導体メーカー(パナソニックセミコンダクター、ルネサスエレクトロニクス、東芝セミコンダクターなど)である。
●カーナビゲーションメーカーとしてビジネスを失うの可能性がある国内企業は、三洋電機、パイオニア、パナソニック、富士通テン、アルパイン、クラリオン、ケンウッド、アイシン・エイ・ダブリュ、デンソー、三菱電機など⇒日本市場の特殊性で、カーナビゲーション市場も”またガラパゴス”となり、グローバル市場を失い、国内市場のみで業界大再編が起こることになる。
※関連記事:三菱電が中国に自動車機器の新工場建設へ、投資額約25億円
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-19891820110309
※関連記事:2011年1月の世界半導体売上高は前年比14%増、産業・車載の伸びが顕著
http://eetimes.jp/news/4653
●将来、この分野を支配する有力半導体メーカーは、クワルコム社、ブロードコム社、サムスン電子、(ルネサスエレクトロニクス⇒ノキアや日本携帯端末メーカー以外のデザインウィンが出来るかどうかが同社の命運を握ることになる)など、日本メーカー以外の海外半導体メーカーである。
●スマートフォンを活用した次世代コンセプトに積極開発している通信キャリアはKDDIとソフトバンクモバイル。
●自動車メーカーとして危機意識を持ち次世代システム移行を考えているのは、トヨタ・デンソーグループとホンダであると筆者は分析している。
※関連記事:ホンダ、カーナビ情報をスマートフォンに 無料で道路案内
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819696E2EAE2938B8DE2EAE2E1E0E2E3E38698E3E2E2E2;at=DGXZZO0195165008122009000000
今後、スマートフォンは、確実に未来の自動車のテレマテックスとしての重要なHUBとなる。
恩恵を受ける国内携帯端末メーカー(スマートフォン)は、AndroidOSをベースであるが、日本の携帯端末メーカーは世界市場で戦う意識が無いので、世界市場を獲得するメーカーは韓国・米国・台湾・中国企業である。
今この市場戦略を自動車メーカーと連動させると日本携帯端末メーカーの再成長が可能である。
アーキテクトGD社では、このソリューションを各社にグローバル未来戦略&実現手法としての開発提案を行っている。
今、世界で大ブームのiPhoneのiOSは、主流にはなれない。
Apple社が主流になれない理論は、優秀な技術者の方なら筆者のあえてここでは言わない答えがわかるだろう。
【市場データによる影響度評価】
●矢野経済研究所の報告書によれば、2010年世界カーナビゲーション市場は980万台と予測、2015年には1,632万台に達すると予測している。
同社の成長シナリオ背景には、中国の低価格なSDカーナビゲーション市場の急成長を想定しているようである。
●2010年世界PND市場は3,850万台と予測、2010年の車載情報端末市場におけるPNDの構成比は約8割と分析している。
2010~2015年は年平均成長率マイナス1.8%と微減傾向であり、2015年には3,510万台まで減少すると予測。
このPND市場減少は、確実に携帯・スマートフォンに市場を侵食され始められている兆候と筆者は見て入いる。
同じ兆候は、ノートPCとタブレットPCでも現実化している。
※関連記事:2011年のPC市場はタブレットが侵食、ガートナーが売上高予測を下方修正
http://eetimes.jp/news/4650
※関連記事:世界カーナビ/PND市場に関する調査結果 2010(WEB上で、市場データ公開中)
http://www.yanoict.com/yzreport/149
▮日本企業が目指すべきルネサンス市場は、"テクノロジーHybrid"
米国は、2012年から”キッズ&カー法(車載モニタでリアカメラ映像を見ることで子供の事故減少を狙う法律)”の施行により、リアカメラと車載モニタの搭載義務化が急速に進むだろう。
その際、映像表示装置として、カーナビゲーション機能をスマートフォン+DA(ディスプレイオーディオ)で利用される。
↑ 上記ハーネスフリーのコンセプトで、アーキテクトGDでは開発提案中である。
現在の小型・監視カメラなどのシェアは東アジア企業に奪われているが、自動車市場の要求する安全性・信頼性・車載ベンダーとしての認定などを総合的に評価すると日本企業は、すりあわせ⇒Hybridで良いポジショニングが確保出来る機会である。
その為には、日本の携帯端末メーカーもいつまでも「リスクを取らないガラパゴス日本市場に止まらず、渡り鳥プロジェクトとして自動車・電装メーカーとコラボし、まずは米国市場再参入」を真剣に検討すべきである。
この場合、スマートフォンのプラットフォームはandroid端末であり、日本企業⇒米国Motorola+韓国サムスン↔米国通信キャリア(米国市場限定ならばGoogleナビ活用も有効的である)と戦略陣営を構築することを視野に入れておくことを筆者から提言しておこう。
※関連記事:日本が「ガラパゴス技術大国」にならないために
http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_194070
【スマートフォン市場への設備投資の最大リスクは?】
この市場の投資リスクは、マスコミが煽りたている表示装置である。
この分析の答えは、アーキテクトGD社(有償会員サイト)の調査報告書の中にある。
テクノロジが大きく変わる(技術革命)ということだけ、ブログの読者の方々に言って行こう。
●y最新スマートフォン市場と技術動向調査報告
~混迷する世界とハイテク業界に与える影響のビジネスリスク検証~92頁