緊急分析:日本の財政破綻の時期は?

筆者がこの『ハイテク産業界の未来予測』内で警鐘している同じ事を日本銀行の白川方明総裁も発言している。
その発言内容は、『国債の直接引き受けや無原則な国債買い入れは、微妙なバランスに立つ通貨や金融システムの信認を低下させ、経済に計り知れない悪影響を与える』である。
この国債は、東日本大震災の復興債や米国債を指すのであろう。
日本国は、国家経営に失敗したのである。
これを立て直すためには、大改革(リ・エンジニアリング)と国家経営の柱となるハイテク産業の強化、筆者の提唱する『富富国強産』政策しかないだろう。
3.11東日本大震災は、日本破綻のトリガーとなるだろう。

※関連記事:警鐘はオオカミ少年でない、国債引き受けは通貨の信認低下=日銀総裁
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-21412920110528
※関連記事(⇒更新):ムーディーズ:日本の「Aa2」格付けを引き下げ方向で見直し(1)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=a_chOg7PsFMM
※関連記事(⇒更新):ムーディーズ:日本国債格付け「Aa2」を引き下げ方向で見直し(3)
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aNKH.wPWFPXY

【最新ブルームバーグ社報告書からの引用】
5月31日(ブルームバーグ):ムーディーズ・インベスターズ・サービスは31日、日本政府の自国通貨建てと外貨建ての債務格付「Aa2」を引き下げ方向で見直しの対象にしたと発表した。
東日本大震災に伴う経済・財政コストの増大に加え、政府の財政赤字削減の見通しが不透明なことなどを理由に挙げている。
ムーディーズは発表文の中で、震災による経済・財政コストが「当初の予想をはるかに上回る規模」となり、日本経済が完全に立ち直っていない中で、世界的金融危機が財政と経済に与えたマイナスの影響が拡大しつつある、と指摘。
一方で、「人口動態上の圧力の高まりや、危機後の不安定かつ不確実なグローバル経済環境において発生しうる新たなショックに対して、長期的財政再建戦略がぜい弱」との見方を示した。
ムーディーズ・インベスターズ・サービスは今年2月、日本政府の「Aa2」の格付けの見通しを安定的からネガティブに変更したと発表していた。

【ブログ内の検証】
●2010年8月9日月曜日
シリーズ4:日本半導体要素技術の『明暗』の評価 ➂
▮中長期の視点を持て、『世界ハイテク産業の成長を抑制する恐怖のシナリオ』
http://a-gd.blogspot.com/2010/08/blog-post_09.html
●2011年1月1日土曜日
日本への未来予言
▮新年明けましておめでとう御座います
http://a-gd.blogspot.com/2011/01/blog-post.html

このブログの人気の投稿

緊急分析:国連宛に送られたとされる『ロックフェラーの書簡』を検証する

緊急分析:SiCウェハの大口径化で市場拡大を目指す日本半導体メーカー

シリーズ5:崩壊する日本ハイテク産業のエピローグ➃