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2012年4月21日土曜日

緊急分析:メガチップスが川崎マイクロエレクトロニクスを買収

ファブレスのメガチップスが川崎マイクロエレクトロニクスを85億円で買収した。
JFEはこれで半導体事業から撤退し、日本の製鉄メーカーの新規事業として参入した半導体は全て撤退し、失敗に終わった。
同社も筆者の再編リストにも入っており、2012年破綻企業2社と再編企業数社の想定内の出来事である。
では、メガチップスの戦略は正しいのか?
答えはNoである。
同社企業規模に対して、アセットヘビー("人")である。
この時代に逆行したメガチップスの戦略は、株式上場しているが故の焦りであると分析している。
何故か?
メガチップスの売り上げ依存は、任天堂でありその任天堂ビジネスが急速に悪化しているのである。
任天堂以外のビジネスの柱は、デジタルカメラ用途のASICであるが、これは利益の源泉とならない。
関西と東京の企業統合のオペレーションは上手くいかず、結果的にはメガチップスの経営を更に悪化させる事になるだろう。
前任者の鵜飼元社長はこのような買収策での見せかけ成長戦略は取らないであろう。
因みに、鵜飼氏は昨年メガチップスを退社されている。
川崎マイクロエレクトロニクスで高いシェアのビジネスはテレビ用T-CONであるがこれは安物デバイスでロームと競争するもので、現在はこれに加えてアジア勢が競争相手となり、価格競争が激化しシェアも落ちている。
残念ながら、筆者の理解している限り川崎マイクロエレクトロニクスのビジネス成長材料はない。
メガチップスが次の成長材料と考えているデジタルカメラ用途のソリューションもIP開発は自社リソースでクローズで来ておらず、ここはリスク要因である。
何故なら、この企業を押さえればメガチップスは身動きが取れなくなるからである。
FAB(これはIDM系を意味する)を持った事のないファブレスが成金志向でFAB(現在、FAB無しでもIDM系企業になろとする事)と多くの人員を持つ、そのアセットの重さにファブレス企業は驚くだろう。
米国クワルコム社は、未来にもこの様な自殺行為は絶対しないだろう。

※関連記事:http://moneyzine.jp/article/detail/203201
※関連記事:http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2RNQH6TTDTH01.html
※関連記事:JFEが傘下の半導体ベンダー川崎マイクロを売却、メガチップスの完全子会社へ
http://eetimes.jp/ee/articles/1204/20/news096.html
※関係資料⇒http://attachment.fbsbx.com/messaging_attachment.php?aid=19434b757b806cc055d2d913ca05089b&mid=id.392770297411099&uid=100000356158954&accid=100000356158954&ext=1334961181&hash=AQDMDwZih6GpkVCazlHRv63brrwYGZnV_ksXMCvV7amFVA