緊急分析:日本半導体合従連合の統合は『烏合の衆』となるだろう➀

筆者の分析は既に、Facebookに公開している。

"Facebook内の分析”
この統合ディールは烏合の衆の合従連合となるだろう。グローバルにビジネスが無い企業を統合しても破綻を延命させるだけ。未来の運命は労働組合が複雑出来るとJAL化させて事を複雑化させる事になる。

【アーキテクトのブログとしての分析】
ルネサスエレクトロニクスと富士通セミコンダクターとパナソニックセミコンダクターの3社統合ディール、意図的にリークされた先は日本経済新聞社で、今日の一面トップである。
何ともメディアを使った小賢しい大本営的進め方である。
このリークした人物は誰であろうか?
それはこのディールを済崩し的に利益を得たい人物であろう。

下記の図表は、筆者が分析した日米半導体摩擦以降の日本国内における外資系半導体企業の占有率の推移であり、このデータが当時の通産省の通商条約の失策であった事が証明されている。
これこそが日本半導体を崩壊させた元凶である。
この国は誰も責任を取らない、責任を取らさせるのは何も知らない国民だけである。
半導体企業の再編は、メーカーのみならず商流の商社まで淘汰されて、中堅半導体商社経営破綻へと追い込まれる。
自動車メーカーの場合、基本マルチソースが原則となるので、国内メーカー統合によりシングルソース化は、米国フリースケール社などの外資系参入機会を作りだす事になる。
この予測も2008年外資系半導体商社の協会の幹部に基調講演する為に、全て分析したものである。
日本半導体企業再編シナリオ(豊崎マスタープラン)は経済産業省の要請で2008年に提出している。
こもボランティア活動の一環としての政策(実スキーム)提供であった。
簡単の絵に見えるがこれが日本半導体企業(2008年時点)で、世界と戦うための最後の『鶴翼の陣
』であった。
この図表は半導体メーカー1社で、最先端プロセスのR&Dが出来なくなるという事を示した費用のデータである。


※関連記事:ルネサス・富士通・パナソニック、半導体で統合交渉 設計・製造で新会社 米大手・革新機構も出資
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E2E5E283E38DE2E5E2E0E0E2E3E09F9FEAE2E2E2
※関連記事:ルネサス・富士通・パナソニック、半導体事業統合で協議
http://sp.reuters.co.jp/article/topNews/idJPTYE81K2OM20120208
※関連記事:荒波に向かう日の丸半導体、ルネサス・富士通・パナソニックが事業統合か
http://eetimes.jp/ee/articles/1202/08/news065.html
※関連記事:半導体3社:事業統合を検討 独自技術結集は不透明
http://mainichi.jp/select/biz/news/20120209ddm008020169000c.html

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