シリーズ4:日本半導体要素技術の『明暗』の評価 ⑧

景気急減速が確定する
AGDのハイテク未来予測通りに進行している。
7月~8月に、大変景気の良い半導体予測の上方修正した調査会社は、直ぐに下方修正すべきだろう。
読者の皆さんのために、半導体市場の最新指標をウォッチしたものをブログにアップしておきましょう。
特に、液晶テレビや照明に採用され始めた白色LEDは、原材料のサファイア基板が圧倒的に不足しており、LEDの増産需要に追い付けないことも成長抑制要因であり、台湾・韓国勢のシェアアップでLEDデバイスもデフレ構造となる。

そして、電子機器や自動車・バイク製造は、東アジア圏で、中国と市場シェアを争う東南アジア企業がデフレスパイラルに引き込んでいくだろう。

※関連記事:中国との競争で東南アジア諸国が連携へ
http://jp.wsj.com/World/node_93527

※関連記事:米消費者の支出抑制、台湾PCメーカーの業績が示唆-受注鈍化も
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920011&sid=aTe2a73EMumY

※関連記事:PC向け半導体需要が低下、2010年7月以降
http://eetimes.jp/news/4179

※関連記事:PC shipments 5% down in Q3; DRAM price falling.
http://www.electronicsweekly.com/Articles/2010/08/19/49301/pc-shipments-5-down-in-q3-dram-price-falling.htm

※関連記事:インタビュー:電子部品需要は7月以降に減速、円高はM&Aの好機=TDK社長
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-16868320100820

※関連記事:LED用サファイア基板が不足、チップ不足は今後3年間は続く見方も
http://flat-display.dreamlog.jp/archives/3099318.html

※関連記事:台湾の友達光電:陳CEOが米国から出国禁止命令-価格操作疑惑で
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=afe5BarrOS20

※関連記事:中国:銀行の不良債権率が大幅上昇も、不動産下落なら-21世紀経済
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=a.jiUKakzmqQ

※関連記事:フランス、2011年の経済成長率見通しを引き下げ
http://jp.wsj.com/Economy/Global-Economy/node_93302

個人のブログで、良く分析している物があるので、紹介しょう。

※関連記事:バーナンキ議長がデフレを怖がる理由
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51154989.html

日本は、リーマンショック以降の経済対策として、エコポイント(官製ビジネス)が来月から終了し、復活・延長の話もあるが、ビジネスの振り子は逆ブレすることには間違いない。
影響は、自動車関連、家電関連とこれに連動する国内半導体メーカーは影響を受ける。

これから秋・クリスマス商戦に向けての半導体の仕込みの下期のこの状況で、世界半導体は絶好調と言えるのだろうか?

2010年8月26日米国の”良識のない調査会社が半導体予測の上方修正”を発表した。
※関連記事:VLSI Research社、半導体チップと半導体製造装置の市場予測を上方修正
http://eetimes.jp/news/4193

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