シリーズ3:日本(国)ハイテク産業への改革提言⑦

クリーンテックによるスマート・グリッド実現に向けて
スマート・グリッド市場は巨大なマーケットに急成長する。
世界企業は、ビジネスに野心的かつ貪欲である。
この貪欲さは、ハンターとしての本質の戦略マーケティングが生み出されるものである。
ゼネラル・エレクトリック(GE)社は電気自動車(EV)用の路上充電装置「GE ワットステーション(GE WattStation)」を発表した。
この技術は、次世代送電網「スマートグリッド」の技術が導入されており、リアルタイムで電気の使用量を管理できる。
年内には家庭用の充電装置も公開される予定で、2011年からは全世界で発売が始まる。
そして、太陽光発電のグリッド・パリティーが2013年に実現される。
では、今回の重要テーマを取り上げて見よう。

※関連記事:先端通信技術で次世代の電力システムをめざす本格化する米国スマート・グリッド市場とテレコミュニケーション
http://www.blwisdom.com/trend/53/


AGDが2008年末に構想したスマート・グリッド
下図の構想は、2008年12月末に、筆者が経済産業省を招集され 会計課長にブリーフィングした際に、次世代の日本のあるべきスマート・グリッドに良いアィデアは無いかと相談された。
そして、そのアィデアを1枚の絵にして欲しいと依頼されたのである。
筆者は、お正月の数日間、日本国としてあるべき次世代の画期的かつ独自のスマート・グリッド構想を考え、この1枚の絵にまとめたのである。

この絵を提出したのは、2009年1月5日の午前。
当然、この作業は、国家への貢献としてのボランティア活動の一環であった。

世の中は、デジャブのような不思議な事が起こるものである。
この数カ月後に、全く類似する構想が『離島でのスマートグリッド実証実験』が行われると発表されたのである。
全く、同じような構想が同じようなキーワードが出てきたのである。
これは、果たして偶然か? または予言者として、1枚の絵を描いたのか? 
それとも国家が大企業に、離島でのスマート・グリッド構想をリークしたのか?
これは、読者の皆さんには、このミステリーの謎解きを是非、お願いしよう。
しかし筆者は、この日本国が正しき方向に進むことであれば、アィデアをパクラれても良い。
実は、この1枚に絵の中には、筆者の”ダビンチ・コード(ライク)”が埋め込んであった。
それをこのブログの中で、全て解き明かそう。

●プロジェクト・コードの”SAKIMORI”の意味は、壱岐・対馬を対象として、韓国人が日本の不動産を買い漁っており、、日本の国土保全と地域安全を確保するために、プロジェクトを活用し、外国人を監視を目的をするものである。
筆者は、長崎市の生まれで、壱岐・対馬は長崎県であり、過疎化を阻止するという郷土愛と新たなハイテク産業政策の試みである。
※日本史で習ったSAKIMORIは、『防人』の事であり、大化の改新の後、軍事制度で九州辺境(国境)を守るために派遣された兵士の事である。

●実装・実証実験:SAKIMORIは離島、実験レベルは1つの町を1つのトータルシステムとして、システム検証を行うために、「タウン(町)」レベルで行うものである。
そして、過疎地域対策と次世代エコ地域としての支援策も含まれている。

●スマート・グリッド構想は、SiC新デバイス搭載の電気自動車、ハイテク交通システム、再生可能エネルギーは、風力、太陽光と連動するハイブリッド・システムとパワーコンディショナー+リチウムイオン2次電池を採用した蓄電池でのトータルソリューション。
日本のスマート・グリッドで、重要なことは、Coreの部分をマイクロ・グリッド化することである。
外部環境と常に、繋がった状態での米国方式では、セキュリティー(情報の吸い上げが容易になる)やハッキングでは、システムの遠隔操作が可能となってしまう。
何をリスクに考えたかというと、テロリストによるサイバーテロ攻撃。
遠隔地からのシステムハッキングで、日本の原子力発電所をメルトダウンさせる事などを想定し、その対策として、日本独自のゲート・ブロッキングシステムとしてのマイクロ・グリッド開発(国家安全保障上)が必要であると考えていたからである。

●各施設や住宅には、日本が世界を席巻するための次世代ハイテク技術としての、R&Dステージのセンシング技術を組み込んでの、実証実験を想定していた。





※関連記事:いよいよ動き出す「日本版スマートグリッド」
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20090707/172655/

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