シリーズ6:ハイテク日本再起動計画の提言:番外編⑦

日本SWFのハイテク投資に対する警鐘
日本国は2015年の財政破綻と金融デフォルトの道に突き進んでいる。
その前に必ずヘッジファンドが日本で最後の一稼ぎを行うその時期は2012~2013年であると予言しておこう。
日本の前に欧州のギリシャやイタリアで仕掛けることになるだろう。
ヘッジファンドはあくまでも代理人にしか過ぎない、クライアントは誰か?
筆者の警鐘として、国家財政難の中、日本国のソブリンファンド(SWF)が投資する次世代成長ハイテク産業の投資先も国民が緊急点検する時期に来た。
産業革新機構は、民主党政権下で実現化された組織であり(自民党与党時代に経済産業省で検討された機構)、よって衆議院解散に向けては、自民党とみんなの党、公明党、日本共産党などにより共同検証アジェンダとして真の国益視点の改革のメスを入れる事を望む。
また、産業革新機構に物言える組織は、日本政策銀行=DBJである。
このブログ内で、産業革新機構の投資手法と投資判断の『可視化』を提案したが、是非この案件で実施をして頂きたい。
何故なら、この分野での事実として、携帯電話機へのPRAMが本格的に採用が始まっているである。
NORメモリは2010年をピークの市場が減衰し、2015年から急速減衰すると筆者は見ている。
筆者は、現在システム・半導体開発で現役復帰し、国内外のグローバル企業と会話しており、調査会社の知り得ない最先端情報と未来に起こる真実をこのブログ内にヒントとして組んでいる。
実業企業が一番信じてならないことは、ブームに乗るマスコミと調査会社の報告書(フィルタリング出来る能力が必要)であることをアドバイスする。
マスコミが全て悪いのではなく、取材記者の能力と客観的な事実のみの取材記事は有益であるとことも指摘しておきたい。
マスコミ情報のセレクションも重要ということである。
筆者の実体験として、マスコミは時として人を落とし入れることも平気でするので、付き合うマスコミも注意しなければならない。

本題に戻ると産業革新機構が投資しているGENUSION社B4-Flashメモリ技術の将来性の芽を完全に、摘まれたことになる。
下記グラフは、2009年1月時点のアーキテクトGD社の未来予測データーである。



※関連記事:GENUSION
http://www.genusion.co.jp/
※関連記事:不揮発性メモリに関する調査研究報告書 平成16年3 月http://www.fed.or.jp/pub/houkokusho/mssf_15_R.pdf

日本国(国民)は、このメモリ市場性を客観的かつ事実に基づいて検証し、日本国家が投資するこのディールが本当に回収可能なのか、今一度検証した方が良いだろう。
正しく、日本再起動計画を行うには、市場において国際競争力のない物に『時間と金』を費やすのは無駄である。
冷酷に聞こえるが流れが速いハイテク分野への投資には、時には損切りの判断も賢明である。
投資家は、最悪のEixt戦略も当然想定しているだろう。
それは、買収先(売却先)の検討である。
この国内には、まだまだ有望なベンチャー企業(技術)がある。
日本国強化の為のハイテク投資は”オプティマイゼーション”の戦略と意志が必要不可欠である。
産業革新機構の役割は、日本が世界で勝つための仕掛け作り(仕組み作り)に、知恵と資金を提供することがハイテク産業強化に繋がる事である。
従来手法である大企業カーブアウトの支援型でなく、日本の大企業を実際支えている零細・中小企業のハイテク技術のコアに積極投資をし、グロバールでの日本産業強化をお願いしたい。
筆者のブログでも年間アクセス第2位と多いのが、GENUSION社分析であり、読者の関心度も非常に高い。
それが、下記のブログテーマである。

今一度、読み返して欲しい。

【ブログ内分析の検証】
2010年7月27日火曜日
シリーズ3:日本(国)ハイテク産業への改革提言⑨
▮予告第2弾、B4-Flashメモリ技術のGENUSION社を再評価する

※関連記事:相変化メモリの機器への採用始まる、まずは携帯電話機
http://eetimes.jp/content/4497

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