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シリーズ4:日本半導体要素技術の『明暗』の評価 ⑮

▮半導体専門のマスコミ発言は、業界に責任を持って欲しい このブログでも指摘し、検証を続けているが、9月の答え合わせをしたいと思う。 下記(赤文字) は、半導体専門媒体発行する業界で、著名なI氏のブログである。 この大パニックの恐れは、間逆で「半導体産業が再リセッション突入」ということであれば、正解であったが、 大好況で製造装置が足りなくなり、そして『大パニック』になるというものである 。 【検証➀:2010年下期は再リセッションにより製造装置・半導体業界は大パニックにならず】 関連記事:サムスン電子の業績が頭打ちに、今後は半導体などの減速が圧迫 http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-17906920101029 この予測は、ノストラダムスの大予言の1999年の恐怖の大王の予言級であった。 さて、結果は? 関連記事:ノストラダムスの大予言 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%80%E3%83%A0%E3%82%B9%E3%81%AE%E5%A4%A7%E4%BA%88%E8%A8%80 読者の皆さんは、ご自身の判断で、どの情報や分析を信じるか? 一番良いのはご自身で、未来を見通す力を身につける事である。 筆者は、オピニオンリーダーで責任ある立場で、マスコミとしてI氏発言は、業界に大きな影響を与えるということである。 この予測は、I氏が導き出したものではないだろうが・・・。 日本半導体産業界には、正しいメッセージを伝えて欲しい。 ※ブログ記事:半導体産業は9月にも大パニックの恐れ~製造装置が全く足りないという懸念 https://www.semiconportal.com/archive/blog/insiders/izumiya/100304-investment.html 【上記↑の記事を検証➁】 国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が10月21日発表した 9月の北米半導体製造装置メーカーのBBレシオ(出荷額に対する受注額の割合)は1.03となり、8月の1.17から低下した。 受注額は16億2000万ドルと前月比11%減。2カ月連続で...

シリーズ4:日本半導体要素技術の『明暗』の評価 ⑭

▮ハイテク産業界のAGDWEB会員のユーザ心理から「不安」を読み解く 筆者の仕事と低炭素化社会実現に向けてのロビー活動が忙しく、ハイテク産業の未来予測のブログをなかなか更新出来なくてご心配掛けております。 AGD社WEBサイト会員の最大に関心毎は、再景気後退と新ビジネス、中国政治そして、日本の円高に苦しむ経済・産業政策である。 日本エレクトロニクス・半導体企業の思惑通りの3Dビジネスは拡大しない。 その理由は、健康被害と係争リスクが起こり得るからである。 3Dのビジネスにブームとして相乗りするのはいいが、それは同時に「撤退戦略」を組みん込んで事業化しなければならない。 【検証】 関連記事:3Dテレビ出荷、半年で13万台 国内シェア1.3% http://www.asahi.com/business/update/1027/TKY201010270483.html 記事内容: 日本国内で3Dテレビが発売された4月から、9月までの出荷台数は13万1千台で、薄型テレビ全体に占める割合は1.34%だった 。 電機メーカーの業界団体「電子情報技術産業協会」が初めて調べ、27日に公表した。協会は「出て間もないので、これからの拡大を期待する状況」(広報)と話している。 パナソニック、シャープ、ソニー、東芝の大手4社分を集計した。3Dテレビは今のところ大型画面のものしか販売されていない。このため、大型の37インチ以上に限ると、3Dは4.12%を占めた。 一方、6~9月の3Dパソコンの国内出荷台数は、パソコン全体の0.52%に当たる1万8千台だった。 2010年10月末コラボレーション・スペース閲覧テーマ・ランキング 1景気回復から再失速へ 2スマートTVの到来 3.エルピーダ坂本社長が関心を抱くファンドリーと再編プラン 4. 3Dコンテンツ&テレビの実用化に向けて 5.ルネサステクノロジ+NECエレクトロニクス統合の未来は? 6.ヘルスケア産業こそが成長分野 7.米中経済摩擦勃発「日本のポジショニングは?」 8.日本半導体市場産業を守れ:レアアースを国家備蓄せよ! 9.2009-2010年PC市場予測 10 .中国の国家戦略 11.迫りくる食糧危機、救うのはハイテク技術 12.半導体V字回復 13...

シリーズ4:日本半導体要素技術の『明暗』の評価 ⑬

▮ ハイテク産業界のユーザ心理から「不安」を読み解く、新マーケティング戦略 AGD社WEBサイト会員の最大に関心毎は、再景気後退と新ビジネス、中国動向と日本の政治である。 インテリジェンスとアナリシスの強化と正しき戦略構築と実行が、2012年を生き残れる手法である。 2010年9月末コラボレーション・スペース閲覧テーマ・ランキング 1.景気回復から再失速へ 2.半導体V字回復 3.3Dコンテンツ&テレビの実用化に向けて 4.ルネサステクノロジ+NECエレクトロニクス統合の未来は? 5.iPhoneの世界戦略 6.日本の国家システムを破壊する民主党(日本国心肺停止は?) 7.中国の国家戦略 8.グーグルテレビの登場 9.HPハードCEO辞任の渦中の女性が表舞台に 10.赤いハゲタカ 11.電子ペーパー市場の大ダメージ 12.4K本格化する 13.グローバル半導体企業は、事業強化を図るためM&A合戦 14. スマートテレビの覇者は? 15. サムスン電子ギャラクシーS 16.Googleが世界を飲み込む 17.日本半導体市場産業を守れ:レアアースを国家備蓄せよ! 18.2009-2010年PC市場予測 19次期Apple TV 20電子書籍端末市場シェア 21日本企業の実像はユダヤ支配 22ニッポンの財産、それは「ニコン」 23ARMが世界の主流になる中、富士通半導体の不思議戦略 24李健煕(イ・ゴンヒ)会長復帰のサムスン電子の経営戦略 25日本のモノづくり神話の終焉、ファブレス化するソニー 26キャノン、医療・ヘルスケア参入 27攻める「東芝経営」 28ソニーの映像ソリューションの次の手 29ARM、次世代プロセッサ「Cortex-A15 MPCore」を発表 30スマートTVの到来 31 エコノミック・ナショナリズムが世界を駆け巡る 32.AGDの未来予測シナリオ通り、ナショナリズムが台頭(世界は再度ナチズムに飲み込まれる) 33.このFPGA成長要因はLTEのインフラである 34.インドの最新テレビシェア 35.電気自動車は、日本自動車産業を滅ぼすモデルとなるか?先例は半導体・液晶・太陽電池 3...

シリーズ4:日本半導体要素技術の『明暗』の評価 ⑫

▮ 産業界に属する消費者心理から「不安」を読み解く、マーケティング AGD社WEBサイト会員の最大に関心毎は、再景気後退と新ビジネス、中国動向であることが分かる。 常に、現場に近いリアルタイムなマーケティングを行う、インテリジェンスとアナリシスのトレーニングを行うことがこれからの社会を生き残るサバイバル術である。 2010年9月コラボレーション・スペース閲覧テーマ・ランキング 1.景気回復から再失速へ 2.3Dコンテンツ&テレビの実用化に向けて 3.4K本格化する 4.赤いハゲタカ 5.次期Apple TV 6.グローバル半導体企業は、事業強化を図るためM&A合戦 7.電子ペーパー市場の大ダメージ 8.半導体V字回復 9.李健煕(イ・ゴンヒ)会長復帰のサムスン電子の経営戦略 10.ニッポンの財産、それは「ニコン」 11.iPhoneの世界戦略 12.日本の国家システムを破壊する民主党(日本国心肺停止は?) 13.グーグルテレビ登場 14.Googleが世界を飲み込む 15.スマートテレビの覇者は? 16.HPハードCEO辞任の渦中の女性が表舞台に 17.AGDの未来予測シナリオ通り、ナショナリズムが台頭(世界は再度ナチズムに飲み込まれる) 18.WiMax陣営崩壊へ 19.第二の成長新興国、インドの国家戦略 20.攻める「東芝経営」 21.SMICの戦略転換 22.世界最速のIBMマイクロプロセッサー 23.電子書籍端末市場シェア 24.電気自動車は、日本自動車産業を滅ぼすモデルとなるか?先例は半導体・液晶・太陽電池 25.MEMS市場動向 26.東レ・ダウコーニングは、2011年1月から従来よりも大型の4インチSiC量産 27.日本企業の実像はユダヤ支配 28.中国エコ化推進はビジネスになる 29.低価格音楽プレーヤーに特化しシェア奪還したソニー(ただし、日本市場のみ) 30.ハイニクス社買収先は、暁星グループ? 31.インテル社PRAM参入、次世代メモリ戦争の始まり 以下略

シリーズ4:日本半導体要素技術の『明暗』の評価 ⑪

読者の皆さん、2010年9月に入りました。 答え合わせです。 現在の市場環境はどうでしょう? 筆者の予測シナリオ通り、景気は再減速に向かっている指標ばかり、出始めているかと思います。 さて、各調査会社、マスコミやアナリストの 赤文字の↓記事 を検証しましょう。 今の日本の政治家と同じように、根拠のない「口先だけか、それとも精度高く的中するのか?」。 政治の世界もそうですが、一般国民はマスコミに正しくない方向に導かれている。 サブプライム問題のムーディーズ社の格付けと同じように、『ご自身での市場評価出来る力』、特に米国調査会社は情報にバイアスを掛けているので、それを『嘘や過剰期待値などろ過(フィルタリング)できる日本人の能力』を持つ必要がある。 筆者がメモリ価格調査で世界で最も信頼している企業は、DRAMeXchange社であるが、メモリ価格も急激に下げ始めている。 関連記事:DRAMeXchange社 HPの公開メモリ価格情報 http://www.dramexchange.com/ 関連記事:2010年第2四半期のウエハー価格は下落傾向、業界団体が報告 http://eetimes.jp/news/4223 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● 2010年8月9日月曜日シリーズ4:日本半導体要素技術の『明暗』の評価 ➂ ▮中長期の視点を持て、『世界ハイテク産業の成長を抑制する恐怖のシナリオ』 記のリンク先に、2つのシナリオがWEB上に公開されている。 2010年9月は、もうすぐそこである。 この不透明になりつつある世界の経済環境下で、半導体市場成長の上方修正する米国調査会社もある。 世界のマクロ経済の指標は間逆を示している。 ※関連記事:10年の世界半導体売上高、35%増で過去最高に=調査会社 http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-16622720100803 ※関連記事:半導体産業は9月にも大パニックの恐れ~製造装置が全く足りないという懸念 https://www.semiconportal.com/archive/blog/insiders/izumiya/10...

シリーズ4:日本半導体要素技術の『明暗』の評価 ⑩

▮ 2010年下期の電子機器産業動向 PC需要低迷でアップル景気も陰りが見え始める。 フォックスコン社の郭台銘会長は、長期成長目標を5割下方修正する。 iPhoneやiPadの需要があってもコンピューター販売鈍化の影響を抑えきれないためとしている。 ※関連記事:iPad受託生産の富士康国際、長期成長目標を5割下方修正-郭会長 http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=aGAbyj3Hz_jg ※関連記事:アナリスト、AMDの業績予測を下方修正 http://eetimes.jp/news/4211 ※関連記事:アナリスト、マイクロンの業績予測を下方修正 http://eetimes.jp/news/4224 電子産業界は、大きな転換期を迎える。 それは、ハイテク産業界における中国の台頭し、それはM&Aによって加速する。 『時間(スピード)を金』、技術開発(特許や生産ノウハウ)を金で買うのである。 これはAGD社HP内のコラボレーション・スペース内でこの数年間警鐘してきた。 予測シナリオは、軸間軸で進行している。 中国国務院は、自動車やセメント、鉄鋼、機械、レアアース(希土類)、アルミニウム業界の再編を企業の合併・買収(M&A)を通じて推進すると下記の様に発表している。 関連記事:中国:自動車やセメント、鉄鋼、レアアースのM&A推進-業界再編で http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920016&sid=aFVD.BQ9JyOg

シリーズ4:日本半導体要素技術の『明暗』の評価 ⑨

▮ 迷走するニッポンと鳩山元首相発言から読み解くニッポン・ハイテク立国の終焉 ハイテク国であったニッポンは大丈夫なのだろうか? 政治の迷走もさることながら、文化系の新聞記者も何故、鳩山元首相に突っ込みを入れないだろうか? この国の知見の低さが証明されたのである。 ※関連記事:フレミング鳩山氏、キングメーカーの存在感 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100831-00000523-san-pol 産経新聞~略~ 「フレミングだよ!」鳩山氏は8月30日、小沢氏、輿石東参院議員会長と会談後、記者団に 左手を突き出し、親指と人さし指、中指で「フレミングの法則」の形 を作った。 「首相を辞める直前は親指を突き出したけど今度は3本指か…」。ある党中堅は首をひねったが、鳩山氏は小沢、菅両氏との「トロイカ体制」を、電流、磁力、力の相関関係になぞらえたようだ。 上記↑記事は、真意は? 理系で、元首相の発言とは思えない、”トンデモナイ勘違い”である。 フレミングの法則に、管首相、小沢氏、鳩山元首相を当てはめると、力が働く方向は(管首相と小沢氏) ”まったく違う方向に力”が働くことになる。 フレミング左手の法則は、ローレンツ力Fの方向を覚えやすくするために考案されたものである。 ローレンツ力” F”(民主党の力=与党=日本)は、磁界 を B(小沢氏)、 電荷量 q(鳩山元首相) の 荷電粒子の 速度 を v (管首相)とすると、 F=q(v X B) 真意は、3人の結束が1つの力を生みだすということなのであろうが、フレミングの法則から導きだされる"F"の解は、「ニッポンが更に迷走する(違った次元の方向に動く)」となる。 これは中学生や高校生が学習したことである。 ※関連記事:フレミング左手の法則 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%82%B0%E5%B7%A6%E6%89%8B%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87 ※フレミングの方式の図解での簡単な説明 http://panasonic.biz/solution/system/education/elec...