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緊急分析:成長する中国テレビ市場で日本企業は蚊帳の外

"FacebooK内の分析" 台湾ハイテクメディアのDigiTimes社によれば、中国6大テレビメーカーによる9月のLCD-TV出荷台数は、中国の10月の国慶節の影響により前月比47.3%増の520万5000台になったと報道している。 この内訳は、Hisense社は世界シェア4.5%、TCL社は同4.3%を占めた他、Genesys社は同3.9%となり蘭Royal Philips Electronics社と激しいシェア争いしている。 中国国内で見ると、TCL社が24.7%のシェアでトップをキープし、Hisense社が23.3%、Genesys社が17.2%。中国もLEDバックライト搭載TVの出荷比率は53%となり、2011年9か月平均では44%に達した。 3DTVの9月の出荷比率は17%になっている。 中国もまた3DTVが不発である。 このように日本テレビメーカーは蚊帳の外なのである。 巨大成長市場に日本企業は食い込めない、利益を出せない。 何故か? 地域適合製品戦略が間違っている事と地域の販売サプライチェーン(マージンのシステム)を理解していないからである。 インテリジェンスの無さと正しい中国人脈を掘り当てていないのが日本企業なのである。

日本政府への提言『TPP参加交渉は過去の通商条約を検証する事』

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筆者の会社の前は外務省外交資料館がある。 この資料館には過去の日本の歴史を変えた外交資料が公開されている。 今回は過去の出来事とTPP参加交渉と重ねて検証しょう。 上から、日米和親条約、第一回日英同盟、日独伊三国同盟、戦艦ミズーリーで調印された『降伏文書』である。 "FacebooK内の分析" これは日本国として敗戦国の証明となる戦艦ミズーリー号での降伏文書署名である。 1945年9月2日。 今、日本のハイテク産業界も欧米列強ならぬ『アジア列強企業』で瀕死の状態となっている。 第二次大戦も大本営の読み間違いから始まった不幸な戦争であったが、日本ハイテク産業も大本営(MITI)の米国通商条約の判断ミスで、電子立国日本から電子貧民国日本へと変わろうとしている。 これを打破出来るのは、国威発動としての産業政策であり、未来市場対応型新産業創出であり、これを実行出来るのは日本の政治家と官僚と産業界と国民のタッグである。 この降伏文書は、日本国の戒めとして本物を見た方が良いでしょう。 "Facebook内の分析” 日独伊三国同盟の調印資料。 1940年9月27日、ドイツのベルリンで日本、ドイツ、イタリアの全権代表である日本 来栖三郎駐ドイツ大使、ドイツ リッベンドロップ外務大臣、イタリア チアーノ外務大臣によって3国の軍事同盟条約への調印である。 この3国は敗戦国。 日本、ドイツは工業力で経済復興を果たし、ドイツは今、欧州危機を救済する強力な中枢国家となった。 そして、イタリアはギリシャ破綻以上の財政問題で世界経済を壊滅的な状況へ導く導火線に火がついている。その火を断ち切る事が出来るのか? 日本は、内政の混乱と世界に向けた公約の実現不可など孤立化に向かっている。状況は、第二次大戦と似ていると感じるのは私だけであろうか?

緊急分析:キヤノンのハリウッド発表会の評価

今日、ハリウッドでキヤノンの新製品初表が行われた。 キヤノン新製品の開発インタビュー記事である。 DSLRの撮像素子は、新開発の35mmフルサイズ、約1810万画素のCMOSイメージセンサで、映像エンジンは従来のDIGIC4の約17倍の処理能力をもつDIGIC5+を2基搭載したデュアルDIGIC5+の3プロセッサ構成である。 内部のプロセッサはARM CortexA9デュアルコアがインプリメンテーションしている筆者は見ている。 製品販売開始されたら、実チップのTeardoowを行う予定である。 ※関連記事:キヤノンに聞く「EOS-1D X」のハイエンド戦略 http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/interview/20111121_490831.html ※関連記事:キヤノン、ハイエンドデジタル一眼レフ「EOS-1D X」、フルサイズセンサ搭載の新たなフラッグシップモデル、2012年3月発売 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1019&f=business_1019_237.shtml

緊急分析:3Dプリンター市場に日本のキーエンス社参入

3Dプリンター市場は米国とイスラエルの独占市場である。 日本メーカーの世界シェアは1%、この市場に大阪のキーエンス社がチャレンジする。 3Dプリンターは従来は工業製品分野向けであったが、プリンターが200万円台を切るようになり建築事務所や大学などの新たなユーザーが広がっている。 ※関連記事:あと10年で3Dプリンタはもっと小さくなる http://monoist.atmarkit.co.jp/fmecha/articles/dms2010/01/dms01a.html

緊急分析:本日のソニー決算報告に関する海外通信社へのインタビューコメント

筆者の海外通信社からインタビューコメント配信。 ソニーには一応、エールは送ったが...。 "For Sony to come back it needs to focus more on its next generation image technology to convince people that it still has innovation in its DNA," said Yoshihisa Toyosaki, head of Japanese research firm and consultancy Architect Grand Design and a former Sony employee. ※関連記事:Sony slashes forecast to fourth straight loss http://in.reuters.com/article/2011/11/02/idINIndia-60263820111102 ※関連記事:Sony reports fourth straight loss http://www.irishtimes.com/newspaper/breaking/2011/1102/breaking14.html ※関連記事:Sony Posts Q2 Loss of $350 Million and $1.1 Billion Annual Loss http://www.sonyrumors.net/2011/11/02/sony-posts-q2-loss-of-350-million-and-1-1-billion-annual-loss/?utm_source=rss&utm_medium=rss&utm_campaign=sony-posts-q2-loss-of-350-million-and-1-1-billion-annual - ※関連記事:Sony Slashes Forecast to Fourth Straight Loss http://www.ibtimes.com/articles/241792/20111102/sony-slashes-forecast-fourth-straight-loss.htm ※関連記事:...

『ブログアクセス120000超えました‼』

本日、ハイテク産業界の未来予測が120,000超えました。 いつもアクセス頂きありがとうございます。 世界で何処よりもリアルな深い分析を読者の皆さんにお届けしたいと思います。 これからも熱いご支援宜しくお願いします。 チーフアーキテクト 豊崎禎久

緊急分析:キヤノンEOS-1DXに搭載されたDIGIC5+のデュアルプロセッサの意味

今回はキヤノン最新機種の画像エンジンDIGIC5+の機能を評価しょう。 キヤノンのDIGIC4は富士通セミコンダクターのDSC SoCソリューションをベースに開発されていると筆者は推測している。 しかし、DIGIC5、DIGIC5+は45nmプロセス採用の某半導体企業の画像エンジンベースとなるプラットフォームを採用したと見ている。