緊急分析:時事通信へのルネサス支援に関するインタビュー記事

【2012.12.10時事通信配信の豊崎のインタビュー(フル)記事】 2012/12/10-17:40 自動車大手など、調達価格面で支援を=アーキテクトGD豊崎氏〔ルネサス反響〕 電機・半導体業界に詳しいアーキテクトグランドデザイン(東京)の豊崎禎久氏=そもそもこの案件は企業再生支援機構が手掛けるものであり、新技術を生み出す企業に資金支援する産業革新機構が手掛ける案件ではないはずだ。 だが、「出来レース」なので仕方がない。 ルネサスエレクトロニクスの取引先は6~7割が国内のメーカーだ。業績低迷の真の要因は、トヨタ自動車を中心とする自動車メーカーなどが適正価格よりも安い値段で調達してきたことにある。 革新機構を中心に資本を入れるよりも、自動車大手などの調達先が部品価格の3割程度の値上げを容認する方がよほど支援になる。 注入された資本を仮にリストラ費用に使うようなことになれば、企業再生はおろか、ルネサスの延命にしかつながらず、「エルピーダ・スキーム」になりかねない。 機構は資金がリストラにではなく再生に使われるのかをこの際明確にする必要がある。(了) (C)時事通信社

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