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シリーズ7:未来社会を切り拓く日本ハイテク産業ルネサンス成長市場➂

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▮ 半導体産業界を支配する新支配者は誰か?未来の新サプライチェーン変化の予言をする 既に、筆者には未来の半導体新支配者の『姿』が鮮明に見えている。 その姿は、ある企業が強大力を持つことになるだろう。 3月16日情報追加更新⇒iPad2がリリースされた、Teardown報告書メディアから出始めてきた。 アップル社は、CDMAとW-CDMAのチップを切り分けているようである。 CDMA版がクワルコム社、W-CDMA版は旧インフィニオン社無線事業(現インテル社買収)である。 下記のリンゴマークの修正をする必要がある。 よって、インテル社には、リンゴマークが付く。 残念ながら、隆盛を極めた日本半導体企業は、セグメンテーション特化型でしか生き残れない。 日本半導体企業は、”アヴァランシェ効果(半導体に従事する電子工学での授業で出てくる現象に掛けて)”のように、無策状態(国家戦略なき)で、済し崩し的に日本半導体企業の業界再編(地滑り的再編)が始まっており、日本半導体企業は、もはや風前の灯火である。 ※関連記事:アヴァランシェ・ブレークダウン(雪崩降伏、アヴァランシェ崩壊) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%82%A7%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3 狭い日本半導体村社会(2011年時点では小さな成長性のないガラパゴス市場=日本)で、日本企業(日本人)お互いに血生臭い殺し合いを行っている。 本来の敵は、日本国外での市場の戦いであるはずだが、日本国も日本半導体企業も応仁の乱状態なのである。 自らが未来のポジショニングを確立するための成長戦略を描きれず、他社を気にする『隣の芝生は綺麗に見える⇒ドングリの背比べ⇒死肉を群がるハイエナ』いわゆる相乗戦略を実行しているのが、日本半導体企業である。 決して、過去の歴史から一切学ぼうとせず、同じ事を繰り返し時を無駄に過ごしているのである。 実はこれにも理由があり、サラリーマンとして事業リスクを負わない(何もしない)ことが経営者になれる道であったからである。 ...

シリーズ7:未来社会を切り拓く日本ハイテク産業ルネサンス成長市場:番外編➀

▮いよいよ20000アクセス件数のカウントダウンへ (2010年5月 – 2011年3月、全期間のページビュー履歴 19,896 件数) アクセス件数のテーマから分析すると読者の関心は、産業革新機構の投資案件であるゼファー(小型風量発電) GENUSION(B4 Flashメモリ)、日亜化学LED特許切れ影響分析がベスト3である。 6位にアップルiPhone5のA5チップ製造メーカー予測 とサムスンリスク検証であった。 読者の皆さんも再度読み返すと、このハイテク産業界の未来予測(予言)の分析精度検証をしながら、ご自身のビジネスのリスク回避策が必ず見つかると思います(成長するビジネスヒントも) 1位 シリーズ3:日本(国)ハイテク産業への改革提言⑥ 2010/07/16 2位 シリーズ5:崩壊する日本ハイテク産業のエピローグ➀ 2010/11/10 3位 シリーズ3:日本(国)ハイテク産業への改革提言⑨ 2010/07/27 4位 シリーズ2:日本半導体産業復活のソリューションと警鐘 ➁ 2010/05/25 5位  シリーズ1:日本半導体産業復活への処方箋➀ 2010/05/19 6位  シリーズ5:崩壊する日本ハイテク産業のエピローグ:番外編➃『ハイテク韓国版』 2010/12/15 7位日本への未来予言 2011/01/01 8位  シリーズ2:日本半導体産業復活のソリューションと警鐘 ⑨ 2010/06/17 9位  シリーズ6:ハイテク日本再起動計画の提言④ 2011/01/08 10位 シリーズ5:崩壊する日本ハイテク産業のエピローグ⑥2010/11/30

シリーズ7:未来社会を切り拓く日本ハイテク産業ルネサンス成長市場➁

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▮ 未来市場から消えさるPNDとカーナビゲーション、市場を奪い去る相手は『スマフォ』 今、筆者は、ある未来デバイス開発打ち合わせ前の時間調整時間を使いスマートフォンからリアルタイムに分析をしている。 シリーズ7の第二弾は『リスクの警鐘でなく警告』である。 このブログ内で、スマートフォンの急速普及によるカーナビゲーションとPND市場完全崩壊のシナリオはご覧になったかと思う。 筆者は、グローバルの携帯・スマートフォンメーカーなどとあるプロジェクトを推進している。 未来システム開発(2-3年先)のコンセプトなどマスコミや調査会社など知る余地もない。 両者は商品化直前の情報しか得る事が出来ないので実ビジネスには何の貢献もしないのである。 筆者のハイテク産業界の未来予測ブログは無償ではあるが、日本国・日本企業・日本人の危機意識を開眼させ、戦略的野心的な人材育成を目指し活動を続けている。 真実に、謙虚に耳を傾けることは辛いこともあるでしょう。 しかし、口優しい言葉や仕掛けられている罠に気付かない、正しい情報による状況判断⇒自身の身の周りで起こっている真実を見極める高い能力を身に付けないとトラブルや大きな被害を受けることになる。 筆者もその苦い経験をした一人である。 自分から「xxさん、私たち(私)を信じて下さい!」と近づいてくる新興海外企業や人間とは、基本的に付き合わないことである。 では、今回のテーマに戻ろう。 ●このテーマで将来ビジネスを失う半導体メーカーは日本企業であり、その企業はルネサスエレクトロニクス(SHアーキテクチャのマイコン)と東芝セミコンダクター(音声合成のミドルウェア)、内製アプリ対応画像処理ASIC供給する半導体メーカー(パナソニックセミコンダクター、ルネサスエレクトロニクス、東芝セミコンダクターなど)である。 ●カーナビゲーションメーカーとしてビジネスを失うの可能性がある国内企業は、三洋電機、パイオニア、パナソニック、富士通テン、アルパイン、クラリオン、ケンウッド、アイシン・エイ・ダブリュ、デンソー、三菱電機など⇒日本市場の特殊性で、カーナビゲーション市場も”またガラパゴス”となり、グローバル市場を失い、国内市場のみで業界大再編が起こることになる。 ※関連記事:三菱電が中国に自動車機器の新工場建設へ、投資額約25億円...

シリーズ7:未来社会を切り拓く日本ハイテク産業のルネサンス成長市場➀

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▮『携帯・スマートフォン搭載SAWフィルタメーカー』が消滅する日のシナリオ 今週の分析テーマは、最新の受動部品のインテグレート技術動向と未来市場のビジネス予言である。 このシナリオで、未来影響を受ける可能性のある関連企業は何処か? SAWフィルタ関連企業⇒日本電波工業 、京セラ 、日本無線、太陽誘電 、村田製作所 、エプソントヨコム、IDT 、パナソニックエレクトロニックデバイス、マルヤス工業 、RF Monolithics (RFM) 、TDK-EPC(EPCOS)、三菱マテリアル 電子デバイス、SMI 、TriQuint Semiconductor 、Vectron International 、Micro Networks 、ECS 、Abracon Dynex Semiconductor 、TXC 、Interquip 、Abundance Enterprise Company (AEC) 、C-TECH 、トークン 、Sawcomtech MtronPTI 、ITF などであろう。 日本水晶デバイス工業会の 受動部品統計 ( 抵抗器、 コンデンサ 、 コイル・トランス 、 機能部品) の 水晶デバイスにおける 日本電子部品メーカーの 世界マーケットシェア57%(2009年推計)を占めている。 村田製作所は、携帯電話のSAWフィルタで35%超のシェアを占有しているものと筆者は見ている。 よって、この危機は日本企業を直撃することになる。 ※関連資料:QIAJ世界シェア推定( 2009年[暦年]/金額) http://www.qiaj.jp/pages/frame30/docs/product-2010A-share.pdf ※関連資料:QIAJ統計資料 http://www.qiaj.jp/pages/frame30/page01.html#sec_catalog 今年のISSCC 2011は、未来市場を大きく変える技術とアプリイメージ(ビジネスモデル)をさせる高度最先端技術の発表が数多く出ている。 電子部品企業を半導体企業がビジネス吸収する分野が成長を続ける携帯・スマートフォンに搭載されるSAWフィルタである。 このSAWフィルタを吸収する潜在半導体メーカーは、日本勢1社で、あとは海外メーカーという構図になる可能が高い。 将...

シリーズ7:未来社会を切り拓く日本ハイテク産業のルネサンス成長市場

▮未来社会を切り開く日本ハイテク産業のルネサンス市場は何処か? シリーズ1~6までは、日本企業(国、国民)に対する警鐘と戦略マーケティングの重要性を説いてきた。 シリーズ7は、日本ハイテク産業が具体的に、どの未来市場をターゲットに設定し、そこにはどのようなライバル企業と技術があるのかを分析・評価して行こう。 第一弾は、安全・安心(巨大大災害対策)に対応した『高度防災&セキュリティー』市場である。 ※↑のはずだったが、昨日ブログユーザーがFacebookを通じて分析テーマを要望されたのが、『携帯・スマートフォンに搭載されるデバイス・インパクト』でしたので、第一弾はこちらを分析しましょう。 読者の皆さん、ご期待下さい。

シリーズ6:ハイテク日本再起動計画の提言:番外編⑬

▮ハイテク産業界の未来予測の週間閲覧ランキング発表 読者の皆さんの注目していることは何か? このブログの国内アクセスは、ほぼ全国である。 最近海外からの様々な国からアクセスも急増している。   週間ランキング( 全期間2011/02/27  – 2011/03/06 ) 1位 シリーズ6:ハイテク日本再起動計画の提言:番外編⑨ 2011/03/01 2位 シリーズ6:ハイテク日本再起動計画の提言:番外編⑪ 2011/03/04 3位 シリーズ5:崩壊する日本ハイテク産業のエピローグ➀ 2010/11/10 4位 日本への未来予言 2011/01/01 5位 シリーズ3:日本(国)ハイテク産業への改革提言⑨ 2010/07/27 6位 シリーズ5:崩壊する日本ハイテク産業のエピローグ⑧『リチウムイオン電池の王座陥落』 2010/12/20 7位 シリーズ6:ハイテク日本再起動計画の提言:番外編⑦ 2011/02/27 8位 シリーズ6:ハイテク日本再起動計画の提言⑦ 2011/01/18 9位 シリーズ2:日本半導体産業復活のソリューションと警鐘 ➁ 2010/05/25 10位 シリーズ6:ハイテク日本再起動計画の提言:番外編⑤ 2011/02/21 国別のページビュー 1位 日本 2位 アメリカ合衆国 3位 マレーシア 4位 シンガポール 5位 オーストラリア 6位 フランス 7位 ルーマニア 8位 カナダ  9位 ベラルーシ 10位 イギリス

シリーズ6:ハイテク日本再起動計画の提言:番外編⑫

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▮産業革新機構第10号案件、日本インター投資の再評価を行う この日本は、与党自民から民主に国民が政権交代させても『政治と金』の問題がクリーンになる気配は、全く無い。 何故なら、尽きる事が無い国家との利権構造と政治家が職業化されているからである。 参議院予算委員会で、前原外務大臣(在日外国人の女性から5万円の政治献金受取りを認める⇒政治資金規制法では外国人からの政治献金は禁止されている。前原氏は現役の外務大臣であるからこの政治献金は日本の国益に反すると解釈されても仕方ない)、藤井副官房長官(自由党時代の15億円2千万円の署名捺印⇒政治資金報告書報告済⇒藤井氏宛に支出されているが受取りを認めない)両者は、日本の法に反しているが、この国は悪が正義で、国を思い正義を主張するものが悪人にされる。 【一昨日↑のブログ検証】 前原外務大臣辞任は、戦略的な身の引き方である。 泥船内閣内に居る事は、前原氏の政治家としての生き様と相反する事。 一時的には首相の道は遠のくが現状の問題を抱える民主党とねじれ国会運営の尻拭いは、前原ブランドを傷つけることにもなりかねない。 傷が浅い内に、戦略的判断の効果は最大に!有能な戦略家(未来を読んだ戦略マーケティング)である。 ※関連記事:前原外相辞任、菅政権に打撃-外交関係円滑化努力に支障も http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_192634 ▮ 産業革新機構第10号案件、日本インター投資の再評価を行う 筆者は、”日本SWF(政府系ファンド)の投資プロセスの可視化と日本国と国民(納税者)に対する目標投資リターン率”の明確化と公開をこのブログ内で提言している。 恐らく、このSWFは日本最後のハイテク産業強化の重要な秘策の1つとなる。 産業革新機構は、『オープンイノベーションにより次世代の国富を担う産業を創出すべく、産業界との幅広い連携を通した投資活動等を行ってまいります。』がミッションである。 3年を1つの区切りとして、産業革新機構の投資案件を公開型事業仕分けスタイルで、国民に情報を開示して欲しい。 仮に、これを実施するにしても産業革新機構は15年の時限付き企業なので5回しか国民はレビュー出来ない。 結論からズバリ言おう、日本インターの中国戦略と次世代パワー半導体SiCデバイ...