緊急分析:米国製造業復活は、フォーカスした産業機器・航空+ハイテクロボット領域

米国半導体企業は、半導体産業を正しく『成熟産業』と理解し、グローバルでの最後の関ケ原決戦に向けての準備で大型のM&Aを行っている。
それは、セグメントシェアの独占である。
米国TI社と米国ナショナルセミコンダクター社はM&Aを実施してアナログ分野(城)の守りを固めた。
米国は、調略・謀略を得意とする徳川家康率いる『東軍』と官僚の鏡、石田三成率いる日本・(台湾・韓国連合)軍の『西軍』が近未来で激突があるだろう。
決戦を左右する松尾山の小早川秀秋は、誰か(どの国の企業か)?
勝者は、東軍の米国半導体連合である。
何故、西軍の日本半導体連合が負けるのか?
それは、創造性の無い布陣と戦略なきパートナーシップ、そして有能な『軍師』の戦略マーケティングがいないからである。
制する市場は、通信・データプロセッシング・デジタル民生(テレビ&デジタルカメラ画像エンジン除く)・医療&ヘルスケア・産業機器分野である。
日本は、イメージング分野のみが残れるだろう。
日米半導体摩擦を政治的利用して数十年経って、完全に日本を駆逐する。
全ては、インテリジェンスと戦略+ロビー活動の勝利であった。
筆者の過去の連載コラムに『日米半導体摩擦』の背景分析を参考にして欲しい。
日本には最後の切り札がある。
筆者と一緒に『日本半導体再起動計画』を実行しましょう。
攻め取る領地は、デジタル電源市場。
布陣は『フレキシブルな鶴翼陣』
ターゲットシステムは?
ビジネスモデルは?
ロビー活動は?
サプライチェーンは?
筆者が大成功を納めたプレイステーション1のカスタムMPUのコンセプト以上の新デバイスコンセプトで既に開発に着手した。

※関連記事:米国に「ルネサンス」-製造業がけん引役、90年代のハイテクほうふつ
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920021&sid=a50NW4_RbxqM
~ブルームバーグ社の最新報告書の引用~
ウェルズ・キャピタル・マネジメントのチーフ投資ストラテジスト、ジェームズ・ポールセン氏は「製造業ルネサンス」の舞台が整ったと述べ、1990年代のハイテク業界のように、2010年代は”製造業”が米国の経済成長と株式相場を引っ張ると予想している。
同氏は「製造業が経済全体をけん引している」と指摘している。
筆者が考えているセクターは、産業(キャタピラ)・航空(ボーイング)・軍需(ハネウェル)・軍需&民生ロボット(アイロボット)などが成長分野となろう。

【過去の連載コラム検証】
●半導体ウォッチ(1)ニッポン製造業を蝕む“グローバル戦略”の欠如 2007/8/3
http://monoist.atmarkit.co.jp/feledev/articles/siliconeswatch/01/siliconeswatch01a.html
●半導体ウォッチ(6)
国内半導体業界に迫る衝撃の再編シナリオ 2007/12/17
http://monoist.atmarkit.co.jp/feledev/articles/siliconeswatch/06/siliconeswatch06a.html
●半導体ウォッチ(8)日の丸ケータイは世界で惨敗の“ガラパゴス”品種 2008/2/12
http://monoist.atmarkit.co.jp/feledev/articles/siliconeswatch/08/siliconeswatch08a.html

●半導体ウォッチ(11)混沌とする2008年世界半導体市場その先行きは?2008/5/27
http://monoist.atmarkit.co.jp/feledev/articles/siliconeswatch/11/siliconeswatch11a.html
●半導体ウォッチ(14)家庭用ゲーム機向け半導体ビジネスを奪われたニッポン2008/9/11
http://monoist.atmarkit.co.jp/feledev/articles/siliconeswatch/14/siliconeswatch14a.html
 
 
 
 



 
 

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