BCP分析:歴史は繰り返す韓米経済摩擦によりコリアンバッシングの可能性

筆者がこのブログ内に、米国国家の恐ろしさと米国独自の理論を説いてきた。
これが再確認出来たのが、ビンラディン殺害と米国の反応である。
米国の正義は、"米国帝国主義"の独自理論である。
筆者がテレビ映像を通じて、ビンラディン殺害に星条旗を持って歓喜する米国国民に違和感(米国ギャラップ社とUASトゥデー紙調査では、約93%が殺害を指示)、いや嫌悪感すら覚える。

※関連記事:93%がビンラディン容疑者殺害支持=大統領の評価いま一つ-米調査
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011050400068

読者の皆さんは、どう感じますか?
イスラム社会が、ビンラディン容疑者殺害後の水葬や米国国民のお祭り騒ぎの情報・映像見てどう感じるのか?

Apple社とサムスン電子の係争合戦がコリアンバッシングの"トリガー"を引く可能性がある。
韓国警察当局は、Apple社Google社によるGPS位置情報の無駄取得で、韓国法人の捜査に入った。
これは、韓国政府の判断もあるものと筆者は見ている。
米韓両国が経済摩擦に発展すると、かって日本が制裁を加えられたようなジャパンバッシング⇒コリアンバッシングが始まる可能性がある。
日米経済摩擦は、民間ハイテク企業がシェアトップになった事から始まったメカニズムであった。

※関連記事:ジャパンバッシング
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B0

【過去の連載コラムの検証】
●半導体ウォッチ(6)
国内半導体業界に迫る衝撃の再編シナリオ2007/12/17
http://monoist.atmarkit.co.jp/feledev/articles/siliconeswatch/06/siliconeswatch06a.html

日本は、米国の理不尽な要求を何度となく受け入れてきた。
日本が愚かな第二世界大戦(太平洋戦争)に踏み切らざるおえなかったのは、原油と屑鉄など経済封鎖(ABCD包囲網)を米国から真珠湾攻撃への道⇒日米開戦を仕掛けられたのである。
仕掛けられた米国の罠に日本が掛かったのである。

米国第32代フランクリン・D・ルーズベルト大統領の言葉で『世界的な事件は偶然起こる事は決してない。そうなるように、前持って仕組まれていたと・・・私は、あなたに賭けてもよい』。

国家間の駆け引きに負けた最大の要因は、インテリジェンス能力と組織力の差であろう。
仮に、韓国へのコリアンバッシングが始まると日本の半導体製造装置メーカーや材料メーカー、電子部品メーカーにも将来ビジネス的に大きな影響が出て来る可能性がある。
日本は、中立性を保ちながらも成長市場開拓として、『東アジアハイテク産業経済圏』を東アジア企業が競争から協業へシフトし、東アジア諸国が巨大な独自の市場原理を作り挙げておく必要がある。
今日のウィーキリークスにも暴露されたが、安倍首相が提唱した『東アジア構想( 日本・中国・インド軸)』は、米国政府を驚かせ、日本の戦略を脅威と受け止めていた事が米国政府の外交公電文で証明された。

※重要情報:東アジア構想「米首脳部に驚き」=キャンベル氏、両国関係の危機警告-公電
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011050400349

何故、脅威なのか?
それは、世界の富の独占をしたいのである。
筆者がこのハイテク産業界の未来予測内で、読者の皆さんに何度も出しているメッセージを覚えていますか?
『日本人よ、覚醒せよ!』⇒これは、何から覚醒せよ!なのか?このゴールデンウィーク中に考えて頂きたい。
ここに、全ての解があるのです。

敗戦国となった日本は、米国の『経済上のバビロンの捕囚』とされたのである。
日本人は、八百万の神を信仰している民族で、世界の中で最も調和を重んじる民族なのです。
日本人からアジア人として自覚する時が来た。
世界で最も巨大な市場成長する東アジア市場が日本の財政破綻を回避させる事が出来るのである。
東アジア企業は規格作りなども含め団結し、ここから国家間の問題を解決し、日中台韓印越+アジア側露の新経済圏を構築すべきだろう。
筆者が読者の皆さんにゴールデンウィーク中に見て欲しい影響がある。

史実は全ては、描かれていないが米国ハリウッドが製作した映画であるが、今『日本人』が見ておくべきだろう。
その映画は、TORA!TORA!TORA!(トラ!トラ!トラ!)

関連記事:トラ・トラ・トラ!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%88%E3%83%A9!

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