緊急分析:欧州太陽光バブル崩壊とQセルズ社に迫る経営危機

"Facebook内の分析”
欧州経済低迷もそうだが、欧州太陽光発電バブルも弾けたのである。
2011年11月14日米国Solarbuzz社は、2011年第4四半期の欧州太陽光発電市場は前期比22%増になる見通しと発表。
年末需要でやや持ち直したが、ソーラー奨励政策の大幅な縮小やプロジェクト資金調達環境の悪化、モジュール価格の暴落などにより、前年同期比では25%減となる見通しである。
2012年第1四半期は前期比72%減となることが予想される。
2012年は、まさに地獄の釜が開いた状態で、企業と人を地獄の底に引きずり始める年となるのが私の未来予測である。

”Facebook内の分析”
‎2009年世界一になったドイツQセルズ社は太陽電池メーカーである。
数年で急成長し世界一になったのはドイツのFIT制度が背景にあった。
そして、2011年現在は『経営危機』に陥った。
これが太陽電池市場の現実である。
利益を生み出せるのは、中国メーカーのみであろう。

※関連記事:独Qセルズ:7-9月赤字、予想以上に悪化-ヘルムズCFOが辞任
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=ah7cDmHxBEuM

【過去の基調講演の検証】
●太陽電池産業は金融危機なんていってられない(1)
http://monoist.atmarkit.co.jp/feledev/articles/eventrepo/05/sun1a.html
●助成金の復活とシャープの太陽電池戦略
http://monoist.atmarkit.co.jp/feledev/articles/eventrepo/08/sun2.html
●ニッポン太陽電池産業が地球を救う?(前編)
http://monoist.atmarkit.co.jp/feledev/articles/siliconeswatch/12/siliconeswatch12a.html
●ニッポン太陽電池産業が地球を救う?(後編)
http://monoist.atmarkit.co.jp/feledev/articles/siliconeswatch/13/siliconeswatch13a.html
 
【ブログ内の検証】
シリーズ2:日本半導体産業復活のソリューションと警鐘 ➃
http://a-gd.blogspot.com/2010/05/2.html

※更新情報⇒中国の太陽電池、曲がり角に 供給過剰で業績悪化 最大手の尚徳電力、9.1%下方修正
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381959FE0E1E2E5E28DE0E6E3E3E0E2E3E39790E0E2E2E2

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