緊急分析:オリンパス社長マイケル・ウッドフォードの解任劇

2011年10月14日午前、オリンパスはに開いた取締役会でマイケル・ウッドフォード社長を同日付で解任し取締役に降格させたと発表した。
社長の機能は、菊川剛会長が兼任。
解任理由は『マイケル・ウッドフォード氏と他の経営陣で経営の方向性で大きな隔たりが生じた『と説明している。
菊川剛会長は、『独断専横な経営手法が組織に混乱を与えた。彼の素質を見抜けなかった私に任命責任がある。忸怩たる思いだが、一刻の猶予もないと判断した』。
この会見での菊川会長らの説明によれば、マイケル・ウッドフォード氏は事業ユニットの担当役員ではなく現場へ直接指示することが多く、混乱が生じていたとしている。
社長解任劇は、経営陣のいざこざからクーデターとして起こり、その真相は決して表には出てこない。
筆者の推測では、必ずこの解任劇の裏には巨悪な像が隠されているのではないかと見ている。
全社長が掲げたオリンパスに事業改革として、デジタルカメラ事業が1つの課題になっていたが、この解任劇で今後の方針もリセットされる可能性も出てくるかも知れない。

【更新情報】
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※関連記事:オリンパス社長解任 「独断専横な経営」「一刻の猶予もない」と菊川会長が説明
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"Facebook内の分析”
筆者の見立て通りの展開になりつつある。
オリンパス社長の解任劇、『社長が不透明な経営を改善しようとして刺されたのか?』
真偽は、どちらが正しいのか?
但し、正義が悪とされ、悪が金と数の力で正義となされるそれがこの日本国である。
米国の場合、このような事態になれば、正しい判断が下される。

※関連記事:買収の支払いに疑問示した後に解任―オリンパス前社長=報道
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-23648420111016
※関連記事:オリンパス、解任のウッドフォード氏が真相を語る
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/25966?page=2
※関連記事:オリンパスは英社買収の顧問料で調査を、当局が関心も-外部報告書
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90900001&sid=a.n8o0ojuOUE

上記の最新ブルームバーグ報告書(抜粋)
~(略)~
報告書はコンサルティング会社プライスウォーターハウスクーパース(PWC)が、オリンパスのマイケル・ウッドフォード前社長の要請により11日付でまとめた。
同氏は14日付で、社長職を解任された。
報告書が問題視したのは、ファイナンシャルアドバイザー(FA)を務めたケイマン諸島の企業への支払い。AXAMインベンツメンツなどFA2社に支払われた報酬は、買収総額9億3500万ポンド(当時2150億円)の36%に膨らんだ。報酬は買収額に含まれていない。
AXAMは支払い完了3カ月後の昨年6月、ケイマン諸島で免許料不払いのため、登録を抹消された。
PWCの報告書は支払い増大の要因として、ジャイラスの優先株を挙げている。優先株は顧問料の一部として08年に発行され、当初の価値は1億7700万ドルとされた。
しかし、FA側からの要請を経て、最終的には昨年3月にオリンパスが、6億2000万ドルで買い戻した。
報告書は最終的な買収コストが極端に大きかったと指摘。さらに「不適切な行為が行われたと確信することはできない」ものの、現段階ではその「可能性を排除できない」とコメントしている。
~(略)

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