緊急分析:『4K2KTV(モニター)時代の幕開け』

今年のCEATEC JAPAN 2011の目玉は4K2Kであろう。
筆者はこの数年間、提唱して来た4K2Kの世界はようやく民生市場で花開く事になる。
入力~出力装置が民生&業務用で出揃うのである。
3D注力した企業は滅び去り、ディスプレィ業界は4K2K分野が核となるだろう。
筆者の定義で言えば、4K2Kは通常のTVではなく『パレット・スマートTV(IT連動型)』である。
2012年映像の世界は大きく変わる。

※関連記事:シャープの次世代テレビ「ICC 4K 液晶テレビ」が2012年度に登場 (1/2)
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/1109/29/news107.html
※関連記事:ソニー、世界初の家庭用 4K プロジェクターを発表。SD / HD も 4K にアップスケール
http://japanese.engadget.com/2011/09/09/4k-projector/
※関連記事:放送業界がテープから Blu-ray や半導体メモリへ

http://japan.internet.com/wmnews/20111003/4.html
【ブログ内の検証】
関連報告書:市場評価:ニコンの歴史を変えるNikon1の機能評価を行う
http://a-gd.blogspot.com/2011/10/blog-post.html
関連報告書:緊急分析:デジタルTVの時代は既に終わった!!その先の未来は?
http://a-gd.blogspot.com/2011/09/tv.html
関連報告書:シリーズ6:ハイテク日本再起動計画の提言④
http://a-gd.blogspot.com/2011/01/20114k2k.html

最新業界動向
2011年9月30日ソニーはフルHDの4倍を超える885万画素(4096×2160画素)の超高精細4K2K
映像が投影可能なデジタルシネマ・プロジェクタシステムの累計出荷台数が1万台に達したと発表した。
2007年に発売以来、既に世界の主要興行会社などで採用されている。
デジタルシネマの上映システムは主に、映像を映すプロジェクター、映像コンテンツデータを収納するサーバー、高精細な映像をストリーミング再生するメディアブロックから構成される。

"Facebook内の分析”
この3-5年に皆さんのTVはモニターの方向に向かでしょう。
従来の地上波放送やメディアも市場淘汰の論理で収束し、4K2K世界とIT(超高速ブロードバンド環境)とのコンバージェンスにより、ビジネスモデルやライフスタイルが変わる。
筆者は4K2KTVの世界はパレット・スマートTVと造語を作っている(ガラパゴスケイタイに続く造語。世界的にはSLI=System Level Integarionとう造語を1997年当時に業界の標準後となったものも筆者の作った造語の1つ)
何故、パレットなのか?
デジタルネィテブ世代は地上波TVには関心がない。
マルチウィンドーで大量の情報シャワー(映像やテキスト)を浴び、『アクティブに情報を取りに行く』。
その場合、ディスプレィーは超解像度であるべきであり、4K2KPCモニターとしては32インチもあり得る。家庭用モニターはホームサーバー出力装置として42-55インチが標準になり得る。この時、ディスプレィは絵を描く様なパレットのようにユーザーが使うだろう。
自分が好きなように出力装置の情報をカスタマイズする。
従来の既得権益を固執する放送業界や広告業界は、この流れを読み間違えると瞬時に企業として存在出来なくなるだろう。
2012-2013年はこの入口に来る。

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