緊急分析:米国Apple社が買収交渉を進めるイスラエルSSD企業

ここに筆者が2008年に評価・分析したNANDフラュシュメモリの戦力分析を公開する。
(特許評価のパートの一部)
ここでは、東芝陣営(米国サンディスク社) VS サムスン電子の特許技術評価上、戦力を対比としている。
この分析評価を行った目的は、サムスン電子が米国サンディスク社を買収に掛った場合の影響度の事前検証であった。
2011年12月末には、米国Apple社の新たな戦略が見え隠れして来た。
それは、SSD(Solid State Drive)分野である。

※重要情報:Appleがイスラエルのフラッシュメモリ関連企業と買収交渉、現地新聞が伝える
http://eetimes.jp/ee/articles/1112/14/news047.html
※関連記事:Appleが半導体ベンチャーの買収を狙うわけ
http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20111219/294158/?top_f2&rt=nocnt

"Facebook内の分析"
EE TIMES社の報道によれば、イスラエルで発行されているヘブライ語新聞Calcalistが報じた内容では、米国Apple社は、SSDやフラッシュメモリ用コントローラを手掛けるイスラエルの新興ベンチャーAnobit Technologies社に対し、同社を4億~5億米ドルで買収する交渉を進めているという。
Anobit Technologies社は、2006年にイスラエルに創設され、SSDを手掛けて来ている。
NAND型フラッシュメモリのエンデュランス特性(データ書き換え可能回数)を高める独自アルゴリズム技術のMSP(Memory Signal Processing)も保有する。
エラー訂正とメモリ管理スキームを組み合わせることでエンデュランス特性の限界を高める技術で、同社はこの技術をロジック部のフラッシュメモリのコントローラICに組み込んで提供中である。




情報出典:アーキテクトGD社2008年

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