緊急分析:佐賀エレクトロニクスのリストラ

筆者は、ハイテクの重要案件である会談で、今佐賀に入っている。
今日は佐賀エレクトロニクスのリストラの話題で佐賀の武雄では話題が持ちきりである。
同社は、1966年に新日本無線(NJRC)の100%子会社として設立されている。
半導体集積回路組み立ての最終工程を担い、ピーク時の2000年には月産1億3000万個を生産。バブル経済崩壊後は、国内需要の縮小とともに順次生産をタイに移し、現在、月産5000万個ほどを縮小生産している。
業界では、再編話としてNJRCの買収の話も噂されている。

※関連記事:佐賀エレクトロニックス、正社員130人削減へ
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2090929.article.html

~佐賀新聞 記事抜粋~経営改善のため35歳以上の正社員を対象に130人の希望退職を募ることが11月24日、分かった。募集人員は全従業員(約580人)の約2割に当たる。
景気低迷による国内需要の縮小と、円高に対応した海外生産移管で、生産量はピーク時の半分以下に減っていた。
家電系製品の一部の製造をタイの関連会社に移管、高性能部品製造に特化する。

同社によると、希望退職は親会社「新日本無線」の事業見直しの一環で、12月19日から来年1月26日まで募る。
退職金に特別加算金として基本給の24カ月分を加算する。
再就職支援会社と契約して2年間、再就職をサポートする。
退職日は2012年3月と6月になる。

このブログの人気の投稿

緊急分析:国連宛に送られたとされる『ロックフェラーの書簡』を検証する

緊急分析:SiCウェハの大口径化で市場拡大を目指す日本半導体メーカー

シリーズ5:崩壊する日本ハイテク産業のエピローグ➃