緊急分析:米国マイクロン社によるエルピーダメモリの買収合意

2012年7月2日エルピーダメモリと秋田エルピーダメモリは、米国Micron Technology社がエルピーダの取得/支援を目的とするスポンサー契約に調印したと発表した。
エルピーダメモリへの支援金は総額2000億円で、一定の手続き費用などを控除した残額から更正担保権者/債権者への支払いが行われ、残った更正債権の支払い義務は更正手続きに基づき免除される。
スポンサー契約実行時に、Micronは現金600億円でエルピーダへの100%出資を実施する。
その後、エルピーダはMicronの子会社として、Micron社を顧客としたファンドリー事業などを通じ、2019年までにキャッシュ・フロー1400億円をMicron社から得る事になる。
Micron社は同契約において、一定の条件の下エルピーダの設備投資への支援を行うこと、エ
ルピーダの生産・従業員の雇用を維持することで合意している。
Micron社は、エルピーダと台湾Powerchip Technology社の合弁会社である台Rexchip Electronics社に関して、Powerchip社が保有する株式を取得する予定である。

※関連記事:米マイクロンがエルピーダ買収で合意、13年前半に完全子会社化
http://sp.reuters.co.jp/article/technologyNews/idJPTYE86107K20120702
※更新情報:
http://sp.reuters.co.jp/article/topNews/idJPTYE86107K20120702
※更新情報:Micronがエルピーダ買収を正式発表、買収額は2000億円
http://eetimes.jp/ee/articles/1207/04/news023.html

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