緊急分析:『トヨタ支援を打ち出し過ぎたルネサスエレクトロニクスへのしっぺ返し』

筆者がこのブログで懸念した通りの事象が顕れた。
トヨタグループは、ルネサスエレクトロニクスのひたち那珂工場に1000名規模の復旧人材を送り込んだ。
そして、これにより『トヨタ自動車向けにルネサスエレクトロニクスのマイコンを優先的に提供する』という密約があったのであろう。
半導体を独り占めでなく、日本自動車産業界の為に、ある適度な比率で供給をする必要があるとこのブログでお願いしていた。
しかし、現実は?

※関連記事:ホンダ、エンジン制御マイコンの調達見直し-ルネサス依存引き下げ
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0420110704bean.html?news-t0704

今は、トヨタ自動車は日本の自動車メーカートップであるが次世代EVでは、ルノー日産・フォルクスワーゲン社、ホンダが優位に立つ可能性が高い。
ルネサスエレクトロニクスは、目先の対応で未来の上顧客を逃がす事になる。

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