緊急分析:『人体通信のアプリケーション登場』その評価は?

今週は、人体通信のアプリケーション動向を先週Facebookに公開したので、ハイテク産業界信長未来予測でも追加分析をして公開しょう。

”Facebook内でのメッセージ”
タカラトミーアーツ社の『人間楽器』は、社団法人日本玩具協会が主催する日本おもちゃ大賞2011で大賞を受賞した。
商品コンセプトと市場ターゲットは、人間の身体を楽間楽器 は、小さい子供から大人まで幅広い年齢層の人が楽しめる楽器に仕上げている。
では、この不思議な技術は?オカルトテクノロジーを搭載しているのか?
いや、そうではない。
タカラトミーはと東京大学と準静電界技術の共同研究をしている。
これは俗に、人体通信と呼ばれる技術で、ソニーが元々開発していた技術で、ソニーが実用化出来なったものである。
課題は多く、実用面では通信が安定しないので不具合が多発する。
これを解決するブレークスルーはまだ解明されていない。
では、タカラトミーはこの技術を採用したのか?
答えは、あり得ないである。
では、人体楽器をどう実現したのか?それは、推測として恐らく禁じ手の『電流方式』による人体通信を採用したのだろう。
これは、大手通信メーカーが開発着手し、人体への影響など考え開発を断念した技術である。
日本おもちゃ大賞2011で大賞を受賞した人間楽器は、幼児やペースメーカーを装着した方(お年寄り)の人体に対する安全性の検証はされたのだろうか?
社団法人日本玩具協会の安全性のガイドラインはあるのか?
ビジネスになればどんな技術を使っても良いという事ではない。社団法人日本玩具協会には、キチンと微弱電流を人体に流すにしても安全性を確認したものを好評して欲しい。
『想定外』の後付けは、子供用の玩具なのでそれだけは避けて欲しい。
正しくテクノロジーをビジネス使うには、企業と開発者の倫理観が必要である。

※関連記事:「日本おもちゃ大賞2011」でトリプル受賞タカラトミーとタカラトミーアーツ
http://yaeyamanippo-business.com/diary.cgi?no=1001

【ブログ内検証】
●2010年8月3日火曜日
シリーズ4:日本半導体要素技術の『明暗』の評価 ➀
▮人体通信開発アィデアから生まれた「派生技術」
http://a-gd.blogspot.com/2010/08/4.html

●2011年1月8日土曜日
シリーズ6:ハイテク日本再起動計画の提言④
▮ハイテク界の大予言:2011年"4K2Kとワイヤレス給電(SWPT)"開発は主戦場となり参入せぬ企業は必ず時代の『敗者』となる
http://a-gd.blogspot.com/2011/01/20114k2k.html

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