シリーズ5:崩壊する日本ハイテク産業のエピローグ:番外編⑦


ハイテク産業界の未来予測の読者閲覧ランキング発表
『ハイテク産業界の未来予測』の年間(スタートして半年間:2010年5月中旬~2010年12月中旬)のアクセス件数12000(本日まで)件で一番、読者に関心度が高かったのは何か?

それは、赤文字』の国民の税金を投入し、日本のハイテク産業を再成長させる、テクノロジベンチャー支援目的の日本のソブリンファンド産業革新機構(INCJ)に関するものでであった。
これは、このINCJに対する国民の期待も高いということも言えるだろう。
よって、読者の皆さん(日本の政治家や官僚、マスコミの方々含む)もこの1位と3位の評価分析を再度読んで頂き、国民が信頼して任せられる・納得出来るような”デューデリジェンス(投資判断基準含む)”可視化プログラムとファンドマネジャーの過去の戦歴公開(投資実績とリターン率)も含めてを是非、検討して頂きたい。

『青文字』は、ハイテク市場調査会社の実態を明かす内容に対する関心度であった。
このインターネットと企業情報開示の時代に、調査報告書を買う必要性があるのか?
筆者は、未来評価がされていない調査報告書は買う必要がないということである。
筆者が、戦略的評価分析ツールとして、是非お勧めしたいのは、”BLOOMBERG社のデータベース金融端末サービス”である。
この端末情報には、ほぼ世界で数値化されている情報、リアルタイム情報はすべて入っているのである。
戦略マーケッター育成としては、専門性(過去産業セクターで従事したことがないアナリストが大多数)のない調査会社の報告書とデータベースを数百万で買うより、人材育成と自社独自データベース構築のために、この金融端末サービスを活用すべきであろう。
それだけ、価値のある情報サービスである。
調査会社のデータが実ビジネスで活用できない理由はもう1つある。
この1年を通じても、どの調査会社も年度初めに市場予測を発表し、目まぐるしく上方・下方修正を繰り返し、この12月末で最終数値(暫定)を締め、来年には確定値は発表する。
しかし、予測の的中度(当たり外れ)の原因分析は1社も行わないだろう。
重要な事は、当初のシナリオから何が原因して、予測がズレたかの検証とその情報公開(反省)をしないことである。

順位             テーマ                 寄稿日
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1位 シリーズ3:日本(国)ハイテク産業への改革提言⑥ 2010/07/16 263 :ゼファー社

2位 シリーズ2:日本半導体産業復活のソリューションと警鐘 ➁ 2010/05/25:ハイテク調査会社の裏

3位 シリーズ3:日本(国)ハイテク産業への改革提言⑨ 2010/07/27 :GENUSION社

4位 シリーズ5:崩壊する日本ハイテク産業のエピローグ➀ 2010/11/10

5位 シリーズ1:日本半導体産業復活への処方箋➀ 2010/05/19

6位 シリーズ2:日本半導体産業復活のソリューションと警鐘 ⑨ 2010/06/17 9

7位 シリーズ5:崩壊する日本ハイテク産業のエピローグ⑥ 2010/11/30

8位 シリーズ3:日本(国)ハイテク産業への改革提言➁ 2010/07/06 69

9位 シリーズ5:崩壊する日本ハイテク産業のエピローグ➁ 2010/11/13

10位 シリーズ4:日本半導体要素技術の『明暗』の評価 ➄ 2010/08/13

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