シリーズ5:崩壊する日本ハイテク産業のエピローグ:番外編➂

▮ハイテク産業界のユーザ心理から「関心度=不安心理」を読み解く
AGD社WEBサイト会員の2010年年末(第二回)に掛けての関心毎は、隣国中国国家への不安と再景気後退、サムスン電子経営戦略であった。
インテリジェンスとアナリシスの強化と正しき戦略構築こそが、2012年を生き残れるただ1つの方法である。

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2010年12月初旬(第二回)コラボレーション・スペース閲覧テーマ・ランキング

1.中国の国家戦略 

2.AGDの予言通り、サムスン電子の終焉のエピローグ始まる?

3.景気回復から再失速へ 

4.サムスン電子第一報、息子が社長

5.2009-2010年PC市場予測

6.電子書籍端末市場シェア

7.半導体V字回復

8.中国バブル崩壊の兆し

9.ウィキリークス、アサンジ氏包囲網

10.3Dコンテンツ&テレビの実用化に向けて

11.スマートTVの到来

12.攻める「東芝経営」

13.Googleが世界を飲み込む
※ ↑ 上記予言関連資料:
「世界で勝つ」秘訣はあるのか
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070205/127360/
日経マイクロデバイス2007年2月号 
半導体業界の変調,その本質を読む(4)
コンテンツが半導体を支配する時代に
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/HONSHI/20070129/127039/


14.サムスン電子ギャラクシーS

15.日本半導体メーカー各社の新戦略

16.米シーゲイトが身売り交渉打ち切る、自社株買い戻しを計画

17.スーパーカーの世界もエコ化

18.キャノン事業強化

19.家電化する電気自動車

20.欧州ソブリン危機

21.インド市場の成長

22.実験室の破綻、EU解体に向かい、歴史は繰り返す「帝国主義時代と国家間戦争となる」

23.アドテスト、半導体試験機器メーカーのベリジーに買収提案

24.米国LTEサービス値下げ

25.東芝セミコン、メモリ供給不足の可能性

26.三洋半導体田端社長への「辞任の勧め」

27.世界が注目する異色のロボット・ベンチャー、米ウィロー・ガレージ

28.地球温暖化による気象変動

29.2010年Q3の太陽電池製造装置のB/Bレシオは急落

30.人類滅亡か経済復活が早いのか?

【下記資料の検証と日本企業(日本人)へのメッセージ】
下記の新聞をスキャンニングしたものは、2006年~20008年の3年間、毎年8月中旬に日本経済新聞(日経産業新聞)への筆者が寄稿していた論文である。
この新聞を検証して頂くと翌年の事象が的中していたかどうか分かるでしょう。
詳しく知りたい方は、オリジナルは紙面3~2頁に渡るので、バックナンバーを購入して欲しい。
そして、既にこのブログでも公開しているが残りの3枚のパワーポイントは、日本半導体企業再編シナリオを経済産業省から求められ、日本半導体復活のために提供(提言)した資料の数枚である。
これは、グローバル世界で勝つ策の理想形、現在の再編(ルネサス+NECエレ、OKI+ローム、三洋半導体+ONセミ)についてはコメントしないが、この体制では持続的成長は難しい。
アセットが余りにも大きすぎる。
三洋半導体は、外資系企業に買収され、既にこの企業製品群(新潟地震後のの顧客離れによる他社部品切り替え済み)は日本ハイテク産業に与える影響は皆無である。
日本のハイテク産業界のリスクは、今後『中国市場』を目指すと同時に、技術=人(人脈)⇒ビジネスを奪われることになる。
そのコピーから進化したハイテク技術とビジネスで競合している実例が、日本の新幹線輸出であり、その原型の新幹線を中国方式で進化させた高速鉄道(和諧号CRH2は、日本の新幹線E2系1000番台をベース)である。
中国は、国家戦略の基(韓国も同様)、ハイテク産業セクターを強化している事を日本企業(日本人)は理解しておかねばならない。
中国は、韓国以上に短期間で、技術をキャッチアップ出来るのである。

筆者も日本人の典型的な特性の「性善説」そのもの気質。
外国人を言うことを安易に信じてしまった故に、過去、ビジネス上痛い経験させられた。
今の日本人に必要なのは、外交上(国も、経済とビジネスの現場)、相手の言うことを最初から鵜呑みにして信じるのでなく、「性悪説」立場で、予備調査を念入り(インテリジェンスとリファレンス)、そして相手から必ず、言ったことに対するエビデンスを取る事である。
出ないと外国人から利用されるだけされ、(吸い上げられるだけ)捨てられか、最悪の場合はじっくりと相手側がトリップを仕掛けた中のトラブルに巻き込まれることになる。
それだけ、慎重に交渉は進めなければならないということである。







※関連記事:性善説
※関連記事:性悪説
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E6%82%AA%E8%AA%AC

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