緊急分析:2011年の中国自動車産業の結果は?

2012年1月12日、中国自動車工業協会が2011年中国自動車産業状況を発表した。
2011年の中国における自動車生産台数は、2010年比0.84%増の1841万8900台。
この内訳は、乗用車が1448万5300台、商用車が393万3600台。
そして、実販売台数は2010年比2.45%増の1850万5100台。
内訳は乗用車が1447万2400台、商用車が403万2700台。
販売台数を国家ブランド別に見ると、中国の独自ブランド車販売台数は、2010年同期比2.56%減の611万2200台に止まった。
海外ブランドで最も好調であったのは、富裕者層を中心にドイツ車ブランドであった。
米国・韓国ブランドも高い成長を達成した。
一方、2011年の業績が不調であったのは日本・フランス車(日産系)ブランドで、特に日本車は災害による供給不足の影響で販売台数が伸びず、中国での自動車市場シェアを落とす結果となった。
2011年の中国自動車輸出台数は、2010年同期比49.45%増の81万4300台となった。
中国生産の自動車は確実に増加しており、中国での開発・生産拠点としての重要性が更に増している。
新エネルギー自動車生産・販売状況は、次の通りである。
中国2011年における新エネルギー自動車生産台数は8368台であった。
内訳はEV車が5655台、ハイブリッドカーが2713台。
2011年の新エネルギー自動車販売台数は8159台となった。
内訳は、EV車が5579台、ハイブリッドカーが2580台になっている。

※関連記事:中国2011年の自動車生産台数は1841万8900台:日本車は市場シェアを落とすhttp://www.chinapress.jp/consumption/28782/

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