緊急分析:ルネサスエレクトロニクスの解体バルクセール開始
ルネサスエレクトロニクスは、経営改革で100日プロジェクトを実施していた。 そして、遂に同社で不採算事業の削減に着手した。 その第1号として、本日の日本経済新聞の記事にあるように村田製作所に、携帯電話などに使う音声処理用の半導体事業を売却する方針を固めた用である。 ルネサスエレクトロニクスは自動車やデジタル家電が採用するマイコンでは世界シェア約30%の企業である。 ここにもシェア以上に、事業リスクとしての構造的欠陥があるが、それは教えるのは止そう。 3.11東日本大震災のひたち那珂工場(旧日立製作所系製品群)稼働停止など影響などで2011年3月期に大幅な最終赤字に陥った。 同社の経営陣は、主力のマイコン事業(旧3社メーカーの複数うのマイコンアーキテクチャをサポートする事はFAE人員やサポート&開発環境維持などの固定費費がかさみ、ここが同社の最大のウィークポイントであもある)に集中し、収益構造の改革を急ぐとの事。 今回、村田製作所に事業売却するのは携帯電話などで音声を信号に変換する際に使う半導体の複合部品で、この分野のい半導体事業の年間売上高は300億円程度で、半導体を組み立ての長野県小諸市の生産子会社や半導体の設計資産などを譲渡する。 そして、この製品をサポートする現ルネサスエレクトロニクスの開発技術者や工場従業員など社員も約650人も村田製作所が引き継ぐ事になる。 このバルクセールとも言える事業分割売却は、年内にも売却する予定で、村田製作所側への譲渡額はこれから詰める用様である。 この部門は、SoC事業の1つである。 ルネサスエレクトロニクスの2011年3月期決算は1150億円の最終赤字となった。 原因は、3.11東日本大震災でひたち那珂工場が被災した影響と多品種少量(日本半導体メーカー独自の構造ASIC/SoCモデル)の製品が多いSoC門が大幅な赤字となっている。 同部門は売上高が約3100億円と全体の約30%を占めている。 牟田ら製作所に、事業売却する分野もこのシステムLSI部門の1つであり、切り出しである。 恐らく、ルネサスエレクトロニクスからのバルクセールや事業撤退などもSoC領域であり、この分野は完全赤字体質なので、事業縮小を進めるだろうと筆者は見ている。 実は、正しい戦略とビジネスモデルと顧客を獲得出来れば、高い収益モデ...