緊急分析:2012年フロントエンドとバックエンド企業の設備投資判断が分かれる

"Facebook内の分析"
半導体産業のフロントエンドとバックエンドの設備投資世界一企業(産業セクターの売上高も)が真逆の戦略である。
この両社は、共に台湾企業である。
フロントエンドのTSMC社は次世代プロセスの量産準備28nmノードFAB投資、対するASE社は2012年は様子見状態である。
台湾ハイテクメディアのDigiTimes社によれば、TSMC社が2012年の設備投資額の上方修正を検討している。一方、後工程ファンドリーの台湾AdvancedSemiconductor Engineering(ASE)社、Siliconware Precision Industries(SPIL)社は慎重な投資計画に留めている。
両社とも、TSMC社による28nmプロセス向けの生産能力増強の動きは、2012年の事業計画に短期的に大きな影響を及ぼすものではないと見ている。
ASE社は、TSMC社からのオーダーが売上の約1/3を占めているものの28nm向けの貢献度はまだ小さいこと、顧客の需要に大きな変化が見られないことから、前回予測を変更せず、2012年の投資計画は7億~7億5000万ドルを据え置く。
SPIL社もASE社と同様の見方をしており、2012年の投資計画は105億台湾ドル(約268億円)としている。

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